7月3日、ロサンゼルス・エンジェルスは、20三振を喫した。これは、ナ・リーグとア・リーグにおいて、9イニングで終わった試合の最多三振。8チームが記録していて、複数の投手に計20三振を喫したのは、エンジェルスが4チーム目だ。

筆者作成
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 出場したエンジェルスの野手は、12人とも三振を喫した。20三振の内訳は、6番のマイケル・ステファニックが3三振、1~4番と7~8番のジョナサン・ビヤーマイク・トラウト大谷翔平テイラー・ウォードマックス・スタッシデビッド・マッキノンが2三振ずつ、5番のルイス・レンヒーフォと9番のマンテイ・ハリソンに途中出場の3人、ブランドン・マーシュアンドルー・ベラスケスジャレッド・ウォルシュが1三振ずつだ。3打席のいずれも三振のステファニックは、この試合がメジャーデビューだった。前日に入団したビヤーは、エンジェルスの選手として初めてプレーした。

 今シーズン、エンジェルスは、どのチームよりも多くの三振を喫している。7月3日時点の783三振は、次いで多いアトランタ・ブレーブスと34三振差。30チーム中29チームの三振率(三振/打席)は25%未満だが、エンジェルスの三振率は26.2%だ。7月3日の試合――延べ35人中20人が三振なので三振率は57.1%――を除いても、今シーズンの三振率は25.9%となる。

 もっとも、ウォルシュの空振りによって20三振に達し、9回表が終わった時、エンジェルスはリードされてはいなかった。スコアは、2対2の同点だった。その裏、ライアン・タペーラジェレミー・ペーニャ(ヒューストン・アストロズ)にホームランを打たれた。

 なお、エンジェルスを含む6チームは、27アウト中20アウトが三振だが、あとの2チームは違う。2012年9月25日のシアトル・マリナーズと2017年5月25日のテキサス・レンジャーズは、振り逃げが1度ずつあるので、三振によるアウトは19だ。レンジャーズの場合、最初の8イニングで16三振、最後の1イニングで4三振。9回表を迎えた時、20三振に到達する可能性は極めて低かったが、この回の先頭打者が振り逃げで一塁に生き、その選手を含め、4人続けて三振を喫した。