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史上最長タイの「4者連続ホームラン」は辛勝。過去には負けた試合もあった!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
ホアン・イェペズ(セントルイス・カーディナルス)Jul 2, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 7月2日、セントルイス・カーディナルスは、1回表に4者連続ホームランを記録した。2死一塁から、前日にサイクル・ヒットを達成したノーラン・アレナードがホームランを打ち、ノーラン・ゴーマンホアン・イェペズディラン・カールソンの3人が続いた。

 前日は、アレナードのサイクル・ヒットがありながら、カーディナルスは敗れた。それについては、「この選手のサイクル・ヒットは稀。チームメイトの合計安打を上回ったのは、他には大谷翔平だけ」で書いた。

 一方、前日と違い、この日は勝利を収め、6月29日からの連敗を2で止めた。ただ、スコアは1点差の7対6。8回裏が終わった時点では、6対6の同点だった。9回表にアレナードが2本目のホームランを打ち、そのまま逃げきったが、9回裏は、ホームランを喫すればサヨナラ負けの場面もあった。

 ナ・リーグとア・リーグにおいて、4者連続ホームランは史上最長。今回が11度目だ。10度目の2020年8月16日は、カーディナルスのロエル・ラミレスが、シカゴ・ホワイトソックスの4人に打たれた。この試合がメジャーリーグ初登板だったラミレスは、現在、メキシカン・リーグで投げている。

 ラミレスが打ち込まれた試合は、ホワイトソックスが7対2で勝っている。ただ、4者連続ホームランを記録したにもかかわらず、試合に負けたケースは、皆無ではない。史上初の1961年6月8日がそうだ。7回表の1死一塁から、ミルウォーキー・ブレーブスの4人、エディ・マシューズハンク・アーロンジョー・アドコックフランク・トーマスが続けてホームランを打ったが、その時点のスコアは7対10。ブレーブスは8対10で敗れた。また、1点差の勝利は、今回が3度目だ。

 なお、9度目までの4者連続ホームランと10度目については、それぞれ、こちらで書いた。

「史上9度目の「4者連続ホームラン」。菊池雄星が3人に続けて打たれた翌日に」

「史上最悪のメジャーデビュー!? 初登板で4本続けてホームランを打たれる」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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