5月28日、ダブルヘッダーの1試合目に登板したネイサン・イオバルディ(ボストン・レッドソックス)は、9イニングを投げきり、3失点(自責点2)で白星を挙げた。

 32歳のイオバルディは、メジャーリーグ11年目だ。今シーズンを含め、それまでの先発210登板のなかに、完投は一度もなかった。スタッツ社によると、211先発目の初完投は、史上最も遅いという。

 もっとも、この記録は、今シーズン中に塗り替えられる可能性もある。こちらも32歳でメジャーリーグ11年目のジェイク・オドリッジ(ヒューストン・アストロズ)は、222試合の先発マウンドに上がり、完投はゼロだ。今シーズンは、7先発で防御率3.13。左足首を痛め、現在は故障者リストに入っているものの、すでに投球練習を開始しており、順調にいけば、来月中旬には復帰する。

 ちなみに、イオバルディとオドリッジは誕生日も近く、それぞれ、1990年の2月13日と3月27日に生まれた。2人とも、2008年のドラフトで指名され、高校からプロ入りした。イオバルディは11巡目・全体337位(ロサンゼルス・ドジャース)、オドリッジは1巡目・全体32位(ミルウォーキー・ブルワーズ)だ。同じチームで投げたことはない。

 なお、完投は、9イニングとは限らない。

 例えば、メジャーリーグで221先発のダルビッシュ有(現サンディエゴ・パドレス)は、2完投のどちらも、テキサス・レンジャーズ時代の2014年に記録している。それらのうち、1度目の6月11日は、9イニングを投げ、完封も記録した。一方、2度目の7月23日は、雨による中断を挟み、5回裏の途中に試合が打ち切られた。その時点でホームのチーム、ニューヨーク・ヤンキースが2対1とリードしていたので、試合は成立。ダルビッシュは、4.1イニングで完投となり、黒星を喫した。一方、白星を挙げたデビッド・フェルプス(現トロント・ブルージェイズ)も、5イニングで完投。フェルプスの66先発中、完投はこの試合しかなく、現在はリリーフ投手として投げている。