親子ともエンジェルスでプレーは5組目
5月9日、チャド・ウォラック(ロサンゼルス・エンジェルス)は、「8番・捕手」としてスターティング・ラインナップに名を連ねた。
今シーズン、それまでの30試合は、マックス・スタッシとカート・スズキが、スタメンマスクを分け合っていた。それぞれ、19試合と11試合だ。
ウォラックは、エンジェルスの選手としては、この試合が初出場となった。昨シーズンまでは、2017年にシンシナティ・レッズで6試合、2018~21年にマイアミ・マーリンズで72試合に出場した。今シーズンは、エンジェルス傘下のAAAで開幕を迎え、スズキの故障者リスト入りに伴い、5月7日に昇格した。
ウォラックの父ティムは、三塁手だった。1980~96年にメジャーリーグでプレーし、最後の1996年は、エンジェルスで57試合(とロサンゼルス・ドジャースで45試合)に出場した。その前の16シーズンは、モントリオール・エクスポズで1767試合とドジャースで343試合だ。
エンジェルスのゲーム・ノーツによると、ティムとチャドの前に、親子のどちらもエンジェルスでプレーしたのは、ルーベン&ルーベン・アマロ、クリス&C.J.クロン、ジェリー&ジェフ・ダバノン、ボブ&ダレン・オリバーの4組だという。アマロ親子は、父が1969年、息子は1991年。クロン親子は、父が1991年、息子は2014~17年。ダバノン親子は、父が1973年、息子は1999年と2001~05年。オリバー親子は、父が1972~74年、息子は2007~09年だ。今シーズン、クロンの息子は、コロラド・ロッキーズでホームランを量産している。
ウォラック親子を含む5組のうち、アマロ親子は、どちらもフィラデルフィア・フィリーズでもプレーした。こちらは、父が1960~65年、息子は1992~93年と1996~98年だ。また、フィリーズで、父はスカウトやコーチなどを務め、息子はGMとして働いた。