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史上初のレンジャー対決。レンジャー・スアレスがテキサス・レンジャーズに対して投げる

宇根夏樹ベースボール・ライター
レンジャー・スアレス(フィラデルフィア・フィリーズ)May 3, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月3日、先発マウンドに上がったレンジャー・スアレス(フィラデルフィア・フィリーズ)は、テキサス・レンジャーズの打者たちと対戦した。

 スアレスは、メジャーリーグ5年目のベネズエランだ。これまでもフィリーズにいて、先発とリリーフを問わず、レンジャーズ戦に投げたことはなかった。また、ベースボール・リファレンスによると、ナ・リーグあるいはア・リーグでプレーした、レンジャー(Ranger)の名前を持つ選手は、スアレス以外にいない。

 史上初のレンジャー対決だ。

 結果は、レンジャーズに軍配が上がった。1回表にミッチ・ガーバーのホームランで2点を挙げ、4回表にジョナ・ハイムもソロ本塁打を打った。また、レンジャーが降板した、6回表、無死一、二塁の時点では3対3の同点だったが、そこからフィリーズのリリーフ投手が打たれた。試合は、6対4でレンジャーズが勝利を収め、レンジャーには黒星がついた。

 レンジャー対決は今回が初めてだが、同じような「対決」は、過去にも起きているかもしれない。例えば、レイ対決やエンジェル対決だ。

 ファーストネームではなくラストネームだが、ロビー・レイ(現シアトル・マリナーズ)は、タンパベイ・レイズに対し、これまで8試合で投げている。2016年と2019年に1試合ずつと、2021年に6試合。いずれも先発登板だ。それらの勝敗は、レイが2勝3敗、レイズは5勝3敗ながら、レイは48.2イニングで68三振を奪い(与四球は11)、防御率2.77を記録している。

 マリナーズとレイズは、5月5日~8日に顔を合わせる。今シーズンの対戦は、両チームがポストシーズンに進まない限り、この4試合しか残っていない。4月26日~28日の3試合に、レイは登板しなかった。

 予定どおりなら、レイは5月5日に投げるので、9度目のレイ対決――Ray vs. Rays――が実現する。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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