背番号が一桁の選手だけでラインナップを組める球団はあるのか。12球団のうち…
各球団の支配下選手には、計775人が登録されている(2月2日時点)。福岡ソフトバンク・ホークスに入団したフレディ・ガルビスを含めると、776人だ。
ガルビスは、福岡ソフトバンクのオフィシャル・サイトの選手名鑑には名前があるものの、日本野球機構(NPB)のオフィシャル・サイトが掲載している支配下選手には載っていない。こういう選手は、他にもいるかもしれない。ちなみに、千葉ロッテ・マリーンズと再契約を交わしたアデイニー・エチェバリアは、どちらのサイトにも載っている。支配下選手として、2月2日に公示された。
現時点の支配下選手(とガルビス)を起用し、背番号が一桁の選手だけでスターティング・ラインナップを組める球団はあるのか、調べてみた。一桁の背番号は「1」から「9」までと「0」だ。「00」は二桁ということで、含めていない。
まず、一桁の背番号が9人未満の7球団は、除かれる。残るは5球団だ。オリックス・バファローズ、東北楽天ゴールデンイーグルス、中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズは、それぞれ10人を擁する。福岡ソフトバンクは、背番号「3」のガルビスを含めて9人だ。現時点で使用者のいない「4」は、昨年までウラディミール・バレンティンがつけていた。
5球団のうち、背番号が一桁の捕手がいるのは2球団だ。オリックスは若月健矢、東北楽天は太田光が、どちらも「2」を背負っている。一桁の選手が9人未満の7球団にも、「2」以外に一桁の捕手はいない。例えば、阪神タイガースでは、梅野隆太郎が「2」だ。
オリックスに背番号が一桁の投手はいないが、東北楽天では、松井裕樹が「1」をつけている。ただ、松井の場合、2022年の先発登板はまずない。
では、投手を含めず、打線に並ぶ9人、野手8人とDHならどうだろうか。
オリックスも東北楽天も、打線を組めないことはないが、オリックスの場合、一塁手がいない。そのため、宗佑磨を三塁ではなく一塁に配置した。昨年、わずかながら、宗は一塁の守備についている。DHとした野口智哉は、昨年のドラフト2位。残る一桁の1人、「0」の渡部遼人も、昨年のドラフトで指名された。こちらは4位だ。
一方、東北楽天は、オリックスのようなポジションのやり繰りを必要としない。特に、捕手と内野陣は、昨年の布陣どおりだ。また、DHとした吉野創士は、昨年のドラフト1位。高校通算56本塁打のスラッガーだ。
現役選手の背番号については、こちらでも書いた。