「大谷翔平とチームメイトだった選手」がいる球団はいくつある!?
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、2018年にメジャーデビューした。この年以降にエンジェルスでプレーした選手は、大谷を除き、145人を数える。彼らのうち、マイク・トラウトをはじめとする34人は、現在もエンジェルスに在籍している。あとの111人は、大谷とチームメイトだった選手、ということになる。なかには、大谷が故障者リストに入ってチームを離れている間だけ、エンジェルスのロースターに入っていた選手もいるかもしれないが、ここでは、その点は問わない。
大谷とチームメイトだった111人中89人は、FA、引退、死去、メジャーリーグ以外の球団に在籍、のいずれかだ。2021年にエンジェルスで8登板のベン・ローウェンは、現在もエンジェルスにいるが、選手生活にピリオドを打ってスカウトになったので、こちらに含めた。
現時点で、エンジェルスを除く29球団のいずれかに在籍している選手は22人だ。彼らは、13球団に散らばっている。テキサス・レンジャーズ、ピッツバーグ・パイレーツ、サンフランシスコ・ジャイアンツは、それぞれ3人だ。
レンジャーズには、北海道日本ハム・ファイターズで大谷とチームメイトだった有原航平もいる。また、こちらも北海道日本ハムで大谷と有原とともにプレーした2人、クリス・マーティンとアンソニー・バス(アンソニー・バース)のうち、マーティンはFAだが、バスはマイアミ・マーリンズに在籍中だ。バスを含めると、29球団中14球団に、大谷とチームメイトだった選手がいる。全球団のほぼ半数ということだ。
ヒューストン・アストロズにいるのは、2人とも捕手だ。大谷は、マーティン・マルドナードだけでなく、ジェイソン・カストロともバッテリーを組んだことがある。ただ、大谷とカストロのバッテリーは、2020年7月26日の1試合だけ。この日がトミー・ジョン手術からの復帰登板だった大谷は、打者6人に対して30球を投げ、被安打と与四球が3ずつ。1アウトも取れずにマウンドを降りた。アストロズ以外の球団にいる捕手3人、ジャック・クルーガー(レンジャーズ)、ダスティン・ガーノウ(デトロイト・タイガース)、ホアン・グラデロール(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、大谷とバッテリーを組んでいない。
なお、他球団にいる、大谷とチームメイトだった選手の人数は、ロックアウト後に増えるはずだ。FAのなかには、アルバート・プーホルスやアンドレルトン・シモンズ、ホゼ・イグレシアスもいる。プーホルスが――引退しないとして――エンジェルスへ戻ることはないだろうし、エンジェルスが遊撃手を手に入れるにしても、シモンズとイグレシアスのどちらも、はあり得ない。
今シーズン、エンジェルスで大谷とローテーションを構成した先発投手については、こちらで書いた。