東京ヤクルト・スワローズは、20年ぶりの日本シリーズ優勝に王手をかけている。第5戦が行われる11月25日は、高津臣吾監督の53歳の誕生日だ。これまでの日本シリーズにおいて、誕生日を優勝で飾った監督はいない。

 今年を含め、日本シリーズは72度とも、10月か11月、あるいは10月から11月にかけて開催されている。そこで監督として采配を振った50人のうち、10月生まれは3人。11月生まれも、高津が3人目だ。オリックス・バファローズの中嶋聡監督は、1969年3月27日に生まれたので、ここから3連勝しても、シリーズが始まる前から、誕生日に優勝の可能性はなかった。

 高津を除く、10月か11月が誕生日の5人は、湯浅禎夫(1902年10月2日生まれ)、三原脩(1911年11月21日生まれ)、近藤貞雄(1925年10月2日生まれ)、山本浩二(1946年10月25日生まれ)、岡田彰布(1957年11月25日生まれ)だ。三原は、西鉄ライオンズ時代に4度、大洋ホエールズ時代に1度、日本シリーズで指揮を執った。他の4人は、1度ずつ。高津も、監督としては今年の日本シリーズが1度目だ。ちなみに、湯浅と近藤は23歳違いながら、誕生日はどちらも10月2日。岡田と高津も、11歳差の同じ11月25日生まれだ。

筆者作成
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 彼らのうち、1989~93年と2001~05年に広島東洋カープで監督を務めた山本は、1991年にリーグを制し、その年の日本シリーズ開催中に45歳となった。ただ、誕生日の10月25日は、第5戦と第6戦の間の移動日だった。優勝に王手をかけているかどうかを問わず、誕生日に日本シリーズで采配を振るのは、高津が初めてということだ。なお、1991年の山本は、誕生日の前日に勝利を収めて3勝2敗としたが、誕生日の翌日以降は、黒星、雨天順延、黒星に終わり、優勝を逃した。

 今年の出場資格者名簿に名を連ねる、東京ヤクルトの40人とオリックスの40人のなかに、日本シリーズの開催中に誕生日を迎える選手はいない。各球団8人のコーチ(オリックスの能見篤史は選手兼コーチ)も、該当者は皆無だ。

 また、来年の日本シリーズは、10月22日~30日に予定されている。12球団の監督中、埼玉西武ライオンズの辻発彦は、シリーズ開催中に64歳となるが、誕生日の10月24日は第2戦と第3戦の間だ。