ワイルドカードの行方。ヤンキースは3勝2敗でポストシーズン進出。マリナーズは4勝0敗でも他チーム次第
ア・リーグのワイルドカードは、2チームともまだ決まっていない。9月28日の時点で、ニューヨーク・ヤンキース、ボストン・レッドソックス、シアトル・マリナーズ、トロント・ブルージェイズ、オークランド・アスレティックスの5チームに可能性がある。
東地区ではタンパベイ・レイズが97勝を挙げているので、同地区の3チーム、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズがポストシーズンへ進むには、ワイルドカードをゲットするしかない。西地区の2位にいるマリナーズの地区優勝も、限りなくゼロに近い。162試合を終えて、マリナーズがヒューストン・アストロズに並ぶことができるのは、アストロズがここから5試合とも負け、マリナーズが4試合とも勝った場合だけだ。
ワイルドカードを争う5チームのうち、アスレティックスは脱落したと見ていいだろう。残る4試合のすべてに勝っても、シーズン90勝に届かない。
一方、すでに90勝を挙げているヤンキースは、ここからの5試合で3勝を挙げると、ポストシーズン進出が確定する。93勝に到達できるのは、他にレッドソックスのみ。マリナーズとブルージェイズは、多くても92勝だ。
20年ぶりのポストシーズン進出をめざすマリナーズは、4勝0敗でも、他チーム次第となる。ヤンキースが3勝以上を挙げ、レッドソックスが5勝0敗だと、マリナーズは今年もポストシーズンにたどり着けない。
なお、162試合が終わった時点で、ワイルドカードの2チームが決まらない場合は、タイブレイクの試合を行う。