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T-岡田は200本塁打まで1本、レアードは7本。到達年齢と試合数は達成者の何位になる!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
オリックスは、9月20日も京セラドーム大阪で試合を行う MAR 3, 2017(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 9月19日、T-岡田(オリックス・バファローズ)は2本のホームランを打ち、200本塁打まで1本とした。また、別の試合で、ブランドン・レアード(千葉ロッテ・マリーンズ)もホームランを記録。こちらは、200本塁打まであと7本だ。

 6月12日に柳田悠岐(福岡ソフトバンク・ホークス)が200本塁打に到達した際には、T-岡田はレアードに先を越されるかもしれない、と書いた(「柳田悠岐に続く111人目の200本塁打は誰!? 最も近い選手はあと4本だが…」)。だが、その予想は外れそうだ。ちなみに、開幕前のT-岡田とレアードの本数は、186本と169本。その差は17本から6本に縮まっている。

 1988年2月9日生まれのT-岡田は33歳7ヵ月、1987年9月11日生まれのレアードは34歳0ヵ月だ。200本塁打に到達した110人をその時点の年齢が若いほうから並べると、現時点のT-岡田の年齢は、71位のランディ・バース(33歳6ヵ月)と72位のタフィー・ローズ(33歳8ヵ月)の間に位置する。73位の真弓明信が33歳9ヵ月、74位の松田宣浩(福岡ソフトバンク・ホークス)は34歳1ヵ月なので、T-岡田は72~74位になるだろう。現時点のレアードの年齢は、真弓と松田の間。今シーズン中に到達すれば、T-岡田を含めても70位台だが、来シーズンに持ち越した場合は80位以降となる。

 また、T-岡田は1276試合、レアードは827試合に出場している。T-岡田は次の試合で200本目のホームランを打つと、到達時点の出場試合数が少ないほうから並べたなかで、70位の青田昇(1271試合)に次ぐ71位に位置する。200本目が次の次の試合なら、71位の松田(1278試合)と並ぶ。一方、レアードの試合数は、かなり少ない。ここから2試合に1本のペースで打ち、14試合で200本に到達すると、17位の松井秀喜(841試合)と同じだ。

 到達時の年齢が下の5人と上の5人、試合数の少ない5人と多い5人は、以下のとおり。110人の平均は、32歳5ヵ月と1171.5試合だ。

筆者作成
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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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