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代打・大谷翔平の成績。ホームランは3年前の2本。ここからの2試合はDHなし

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(左)とカート・スズキ Sep 5, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ロサンゼルス・エンジェルスは、9月7日と8日(日本時間の9月8日と9日)に、ペトコ・パークでサンディエゴ・パドレスと試合を行う。ナ・リーグのチームのホーム・ゲームなので、DHはない。

 今シーズン、同じようにDHがなかったエンジェルスの8試合中、大谷翔平は1試合に登板し、6試合に代打として起用された。あとの1試合は、出場していない。

 大谷の代打成績は、以下のとおり。DHがある試合の代打出場も含んでいる。

筆者作成
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 通算と今シーズンのどちらにおいても、代打の打率と出塁率は高い。今シーズンは5月23日に、同点に追いつく犠牲フライも記録している。ただ、ホームランは2018年の7月8日と8月18日に打った2本。2019年以降は長打もない。一方、2018年の22打席で3四球に対し、2019~21年は26打席で7四球だ。それぞれの四球率は、13.6%と26.9%となる。今シーズンの8月6日には、1点リードの10回表、無死二塁の場面で歩かされた。ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、敬遠四球を申告した。

 なお、9月7日と8日の先発マウンドに上がるパドレスの投手は、ブレイク・スネルダルビッシュ有が予定されている。

 大谷が代打で出場する場合、試合終盤になる可能性が高く、マウンドにいるのは先発投手ではなくリリーフ投手かもしれないが、大谷はスネルと対戦した2018年と2019年の計5打席で2安打を記録し、4度出塁している(当時のスネルは、タンパベイ・レイズにいた)。2018年5月18日の3打席は、二塁打、四球、一塁ゴロ。2019年6月14日の2打席は、シングル・ヒットと押し出しの四球だ。大谷とダルビッシュは、これまでに対戦していない。ダルビッシュがエンジェルスを相手に投げたのは、テキサス・レンジャーズ時代の2017年が最後だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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