中日が辛うじて免れた「ノーヒット・ワンラン」が最後に起きたのは…。六大学ではわずか3日前

ノーヒット・ノーランは昨年も起きているが……(写真:アフロ)

 4月13日、大野雄大(中日ドラゴンズ)の代打として起用された井領雅貴は、登板直後の中川皓太(読売ジャイアンツ)から、いい当たりではなかったものの、この試合のチーム初ヒットを打った。井領と中川が登場したのは、8回表、1死走者なしの場面だ。中日は2回表に、死球、四球、二塁ゴロ、二塁ゴロで1点を挙げたが、エンジェル・サンチェスからヒットを打つことができていなかった。あと5アウトで、ノーヒット・ワンランを喫するところだった。

 ノーヒット・ノーランは、過去3年に限っても、4度起きている。そのうち、中日が関わったのは2度。2018年7月27日は、中日が読売の山口俊(現サンフランシスコ・ジャイアンツ)に封じられ、2019年9月14日は、大野が阪神タイガースを相手に記録した。直近は、昨年の8月15日。東京ヤクルトスワローズの小川泰弘が、横浜DeNAベイスターズ戦で達成している。

 一方、ノーヒット・ワンランは、半世紀以上も途絶えている。現時点の最後は、1964年5月13日だ。近鉄バファローズの牧野伸山本重政が、南海ホークスを相手に記録した、この他には、1リーグ時代の1939年に1度だけ。1939年と1959年に起きたノーヒット・ツーランを含めても――スリーラン以上はない――計4度しかいない。

 ただ、中日が辛うじて免れた3日前には、法政大の三浦銀二慶応大慶應大を相手に、東京六大学野球では62年ぶりのノーヒット・ワンランを記録している。

 メジャーリーグのノーヒット・ワンランは、2011年7月27日が最後。ロサンゼルス・エンジェルスのアービン・サンタナ(現カンザスシティ・ロイヤルズ)が、クリーブランド・インディアンズを無安打に封じた。こちらは、1回裏にエラーと暴投が絡み、インディアンズが先制点を挙げた。

 なお、サンタナはこの試合で、ノーヒッターの達成者となった。メジャーリーグでは、ノーヒット・ノーランではなく、ほとんどの場合、ノーヒッターとして記録を括っている。