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埼玉西武ライオンズには「獅子座」の選手が多いのか。中村剛也と森友哉と…

宇根夏樹ベースボール・ライター
中村剛也 November 13, 2008(写真:ロイター/アフロ)

 埼玉西武ライオンズには、獅子座の選手が多いのだろうか。

 気になったので、調べてみた。それぞれの星座のスパンは、ヤフーの12星座占いに倣った。この占いがよく当たるかどうかは、知らない。

 その結果は、むしろ、少なかった。3月19日の時点で埼玉西武に在籍している、支配下選手67人と育成選手10人の計77人中、獅子座の選手は、大窪士夢(育成選手/2000年8月2日生まれ)、榎田大樹(1986年8月7日生まれ)、齊藤誠人(1995年8月7日生まれ)、森友哉(1995年8月8日生まれ)、中村剛也(1983年8月15日生まれ)の5人だ。この人数は、12星座の多い方から9番目。11人の牡牛座と比べると、半数にも届かない。

筆者作成
筆者作成

 獅子座の監督・コーチも少なく、21人中1人。外野守備・走塁コーチの小関竜也(1976年7月24日生まれ)しかいない。こちらは、牡牛座、天秤座、水瓶座の各3人が最も多い。蟹座と魚座は0人だ。

 球団マスコットのレオとライナも、獅子座ではない。それぞれの誕生日は、12月5日と5月5日なので、射手座と牡牛座だ(何気に牡牛座が多い)。レオの場合、クラウンライター・ライオンズから西武ライオンズになり、球団旗とユニフォームを発表した1978年12月5日を誕生日としているようだ。この会見には、レオをデザインした手塚治虫も、ベレー帽をかぶって出席した。

 獅子座の中村は、通算424本塁打の球団記録を持つ。中村に次ぐ清原和博(329本)も、1967年8月18日生まれの獅子座だ。ただ、球団200本塁打以上の他4人、秋山幸二(328本)、アレックス・カブレラ(273本)、中西太(244本)、石毛宏典(235本)は、いずれも獅子座ではない。中村と同じく獅子座の森は、2019年にMVPを受賞した捕手で、齊藤誠人も獅子座の捕手だが、この球団の歴代MVPと歴代捕手に、獅子座の系譜は見当たらず、多数を占めているわけでもない。

 なお、ミネソタ・ツインズのテイラー・ロジャースは、双子座ではないものの、双子の一人だ。もう一方のタイラーは、サンフランシスコ・ジャイアンツにいる。左投手と右投手の彼らについては、一昨年に「双子メジャーリーガーは史上10組目。チームメイトになった双子や、一方が日本プロ野球でプレーした双子も」で書いた。また、2004~18年にツインズでプレーしたジョー・マウアーは、こちらも双子座ではないが、ミネアポリスとツイン・シティ(双子都市)のセント・ポールで生まれ育ち、7歳の双子――彼女たちも双子座ではない――のパパでもある。ちなみに、今シーズン、ツインズの開幕投手を務める前田健太は、牡羊座だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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