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各球団で昨シーズン最後にホームランを打ったのは…。12人中3人は最初と最後。1人は退団、1人は移籍

宇根夏樹ベースボール・ライター
井上晴哉 July 29, 2010(写真:アフロスポーツ)

 昨シーズン、各球団で最後にホームランを打ったのは、以下の12人だ。

筆者作成
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 ポストシーズンも含めると、福岡ソフトバンクホークスの最後は甲斐拓也(日本シリーズ第4戦)だ。同様に、読売ジャイアンツはゼラス・ウィーラー(日本シリーズ第2戦)、千葉ロッテマリーンズは安田尚憲(クライマックス・シリーズ第1戦)となる。読売と千葉ロッテの選手がポストシーズンで打ったホームランは、他にはなかった。

 球団最後のホームランを打った選手のうち、横浜DeNAベイスターズのホセ・ロペス、福岡ソフトバンクの柳田悠岐、埼玉西武ライオンズの外崎修汰は、昨シーズン、球団最初のホームランも記録した。

 ロペスは退団し、現時点では、メジャーリーグを含むどの球団とも契約していない。現在の年齢は37歳。11月4日のホームランが、キャリア最後の1本となるかもしれない。ロペスの通算本塁打は、メジャーリーグで92本、日本プロ野球で198本だ。

 球団から去ったのは、ロペスだけではない。東京ヤクルトスワローズで最後にホームランを打った廣岡大志は、田口麗斗と交換に読売へ移籍した。こちらは、3月4日のオープン戦で、それまでチームメイトだった石山泰稚からホームランを打った。読売と東京ヤクルトは、開幕3カード目の4月2日~4日に顔を合わせる。

 11月10日に廣岡が打ったホームランは、両リーグ最後でもある。広島東洋カープの松山竜平も、同じ試合でホームランを記録したが、松山は3回表、廣岡は8回裏だ。

 パ・リーグでは、11月9日に3人が球団最後のホームランを打っている。千葉ロッテの井上晴哉と北海道日本ハムファイターズの大田泰示は、同じ試合の1回裏と9回表。福岡ソフトバンクの柳田は、別の試合の3回裏だ。どちらの試合も18時に始まっているので、パ・リーグ最後のホームランを打った選手は、太田だと思われる。

 球団最初のホームランについては、昨シーズンの序盤に、こちらで書いた。

各球団で最初のホームランを打った選手たち。シーズン球団1号に続く2本目が出ていないのは西と大瀬良と

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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