Yahoo!ニュース

益田直也に続く「100セーブ&100ホールド」は…。史上6人目も5人目と同じくマスダ!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
セーブは1974年より公式記録に。ホールドが両リーグでそうなったのは2005年(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

 8月7日、益田直也(千葉ロッテマリーンズ)が、通算100セーブに到達した。これまでに、益田は通算142ホールドを記録している。日本プロ野球で「100セーブ&100ホールド」は、藤川球児(243セーブ&163ホールド/阪神タイガース)、武田久(167セーブ&107ホールド)、平野佳寿(156セーブ&139ホールド/現シアトル・マリナーズ)、増井浩俊(163セーブ&157セーブ/オリックス・バファローズ)に続く5人目だ。

 もしかすると、史上6人目の「100セーブ&100ホールド」も、5人目と同じく「マスダ」かもしれない。現役投手のうち、到達までに必要なセーブとホールドの合計が最も少ないのは、増田達至(埼玉西武ライオンズ)だ。112セーブ&85ホールド。あと15ホールドを記録すると、「100セーブ&100ホールド」となる。

筆者作成
筆者作成

 ただ、現在、増田はクローザーとして投げている。今シーズンは9セーブを挙げ、ホールドは皆無。昨シーズンは、30セーブと7ホールドだった。一方、森唯斗(福岡ソフトバンクホークス)もクローザーを務めているが、こちらは10セーブとともに2ホールドも記録し、「100セーブ&100ホールド」まで残り18(16セーブ&2ホールド)としている。

「100セーブ&100ホールド」に到達した5人のうち、藤川は100セーブが先、他の4人は100ホールドが先だった。増田の場合、到達は藤川と同じ順序となる。森の順序はまだわからないが、同じシーズンに、セーブもホールドも100に達する可能性もある。そうなれば、史上初のことだ。

 なお、4月には「100勝&100セーブ」について、こちらで書いた。

NPBで「100勝&100セーブ」は6人、MLBは7人。上原浩治と斎藤隆は日米合算100&100

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事