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通算600本塁打以上の2人がホームランを打ち合う◆ランディの20奪三振…【5月8日のMLB】

宇根夏樹ベースボール・ライター
左から2人目がハンク・アーロン、4人目がウィリー・メイズ JUL 14,2015(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

◆2001年5月8日

アリゾナ・ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソンが、1回表から9回表までの9イニングに20三振を奪う。試合は1対1のまま延長戦に入り、ランディは10回表のマウンドには上がらなかった。シンシナティ・レッズが11回表に2点を挙げたが、ダイヤモンドバックスはマーク・グレースの二塁打で同点に追いつき、さらに、押し出し四球でサヨナラ勝ちを収めた。

◆1971年5月8日

サンフランシスコ・ジャイアンツのウィリー・メイズとアトランタ・ブレーブスのハンク・アーロンが、同じ試合でホームランを打つ。どちらもすでに通算600本塁打以上の選手が打ち合ったのは史上初。その後も起きていない。メイズはこのホームランが634本目、アーロンは604本目。彼らがチームメイトになったことはなく、同じ試合のホームランは、この12度目が最後。1度目の1954年6月22日は、メイズが45本目、アーロンは8本目だった。

◆1961年5月8日

ニューヨーク・メトロポリタン・ベースボール・クラブが、球団のニックネームを「メッツ」にすると発表。都会っ子たちを意味する、メトロポリタンズを短縮した。他の候補は、アベンジャーズ、ビーズ、バローズ、コンティネンタルズ、ジェッツ、メトロポリタンズ、NYBs(ニブス)、レベルズ、スカイライナーズ、スカイスクレイパーズなど。球団1年目の1962年は、ケーシー・ステンゲル監督の下で160試合中120敗を喫し、リーグ最下位に沈んだ。すぐ上のシカゴ・カブスに対しては9勝9敗ながら、他8チームとの対戦はいずれも勝率.333以下。1位のサンフランシスコ・ジャイアンツには60.5ゲーム差をつけられた。

 5月7日のMLBは、こちら。

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ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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