30チーム中14チームがポストシーズン進出!? フォーマット変更案が浮上中
ポストシーズンのフォーマット変更が検討されている。ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンが、最初に報じた。
それによると、それぞれのリーグから、地区優勝3チームとワイルドカード4チームがポストシーズンへ進む。リーグ15チーム中7チーム、メジャーリーグ全体では30チーム中14チームだ。早ければ、2022年に実施されるという。
新フォーマットを、2019年のナ・リーグに当てはめるとこうなる。
ポストシーズンに進出するのは、東地区優勝のアトランタ・ブレーブス(勝率.599)、中地区優勝のセントルイス・カーディナルス(.562)、西地区優勝のロサンゼルス・ドジャース(.654)。そして、ワイルドカード・レースの上位4チーム、ワシントン・ナショナルズ(.574)、ミルウォーキー・ブルワーズ(.549)、ニューヨーク・メッツ(.531)、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(.525)だ。昨年、メッツとダイヤモンドバックスは、ポストシーズンに進めなかった。
勝率リーグ1位のドジャースは、ディビジョン・シリーズからスタート。他の6チームは、その前に3試合制(2戦先勝)のシリーズで対戦する。このシリーズは、ホーム&アウェーではなく、どの試合も、地区優勝2チームとワイルドカード1位のホームで行う。昨年の場合、ブレーブス、カーディナルス、ナショナルズの本拠地だ。
シリーズの組み合わせは、以下のように決まる。まず、地区優勝2チームのうち、勝率の高いブレーブスが、ワイルドカード2~4位のブルワーズ、メッツ、ダイヤモンドバックスのなかから、対戦するチームを選ぶ。それがメッツだった場合、もう一方の地区優勝チームであるカーディナルスは、ブルワーズとダイヤモンドバックスのどちらかを選択する。あと1シリーズは自動的に決まる。カーディナルスがダイヤモンドバックスを選べば、ワイルドカード1位のナショナルズが対戦するのは、ブルワーズだ。
現行のフォーマットは、ワールドチャンピオンとなるまでに、地区優勝チームはポストシーズンで11勝、ワイルドカードは12勝を要する。新フォーマットの場合、勝率リーグ1位の地区優勝チームは11勝のままだが、それ以外の6チームは13勝が必要になる。