最も栄光から遠ざかっている球団。パ・リーグはオリックスで決まりだが、セ・リーグは…
パ・リーグで最も栄光から遠ざかっている球団は、オリックス・バファローズだ。リーグ優勝、日本シリーズ進出、日本シリーズ優勝のいずれも、1996年が最後。当時の球団名はオリックス・ブルーウェーブで、後にメジャーリーガーとなる、長谷川滋利、イチロー、田口壮、野村貴仁もチームにいた。オリックスは、シーズン勝ち越しとクライマックスシリーズ進出も、6球団のなかで最も遠ざかっている。こちらは2014年が最後だ。
一方、セ・リーグはそう単純ではない。リーグ優勝から最も遠ざかっている球団、日本シリーズから最も遠ざかっている球団、日本シリーズ優勝から最も遠ざかっている球団は、いずれも異なる。リーグ優勝は、横浜DeNAベイスターズが最も遠く、横浜ベイスターズ時代の1998年が最後だ。日本シリーズ進出は、中日ドラゴンズの2011年が最も遠い。日本シリーズ優勝は、1985年が最後の阪神タイガースを僅差で凌ぎ(?)、広島東洋カープが1984年を最後に35年間も遠ざかる。
この3球団のどこを「セ・リーグで最も栄光から遠ざかっている球団」と呼ぶべきかは難しいところだが、横浜DeNAは最後のリーグ優勝後、それに次ぐ2位ですら1度(2019年)しかない。中日も最後の日本シリーズ進出後、その一歩前のクライマックスシリーズへ進んだのは1度(2012年)だけだ。それに対し、広島東洋は最後の日本シリーズ優勝後、日本シリーズに4度(1986、91、2016、18年)進出している。そのうち、1986年は3勝0敗1分、1991年は3勝2敗と王手をかけながら、どちらも西武ライオンズに敗れた。