ワールドシリーズ「2連勝から2連敗」と「2連敗から2連勝」はどっちの優勝が多い!?
ワールドシリーズの第1~2戦はワシントン・ナショナルズ、第3~4戦はヒューストン・アストロズが、それぞれ連勝した。
2連勝から2連敗/2連敗から2連勝によって、2勝2敗となったシリーズは、2001年のアリゾナ・ダイヤモンドバックス対ニューヨーク・ヤンキース以来。今年が18度目だ。
過去17度のうち、「2連勝から2連敗」と「2連敗から2連勝」ではどちらが多く優勝しているのだろうか。
第5戦に関しては、後者に分がある。17シリーズ中10シリーズは「2連敗から2連勝」のチームが、連勝を3に伸ばした。ただ、ワールドシリーズ優勝は、「2連勝から2連敗」のチームが8度、「2連敗から2連勝」のチームは9度。ほぼ五分五分だ。7試合制のシリーズに限れば、どちらも8度ずつとなる。2勝2敗からなので当然かもしれないが、必ずしも「2連敗から2連勝」のチームが勢いに乗ってシリーズを制しているわけではない。
ちなみに、「2連勝から3連敗」の優勝は3度、「2連敗から3連勝」の優勝は7度だ。一方、「2連勝→2連敗→白星」の優勝は5度、「2連敗→2連勝→黒星」の優勝は2度。どちらの場合も、第5戦に勝ったチームの70%以上が優勝している。
10月27日に行われる第5戦は、第1戦と同じ2人、マックス・シャーザー(ナショナルズ)とゲリット・コール(アストロズ)が投げ合う。第1戦は、シャーザーが5回2失点、コールは7回5失点だった。