2年前のワールドシリーズから、アストロズは15人が入れ替わり。いなくなった選手はどこへ
ヒューストン・アストロズは、ここ3年で2度、ワールドシリーズへ進出している。ただ、2年前と今年のロースターを比べると、15人が入れ替わった。ホゼ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマン、カルロス・コレイア、ジョージ・スプリンガーの「コア4」や、ジャスティン・バーランダー、ユリ・グリエルらはそのままだが、全体の5分の3が新たな顔ぶれだ。
ロースターから名前が消えた15人のうち、2人は今もアストロズにいる。ランス・マッカラーズJr.は、昨年11月にトミー・ジョン手術を受けた。コリン・マキューも、今シーズンは右肘の具合が思わしくなく、9月以降は投げていない。
2年前のワールドシリーズ優勝を最後に退団した選手は、6人を数える。ルーク・グレガーソン、フランシスコ・リリア―ノ、キャメロン・メイビンの3人は、FAとなって他球団へ。カルロス・ベルトランは、ユニフォームを脱いだ。先日、「あの球団の監督はしたいけど、他の球団ではやりたくない!?」で書いたとおり、現在はニューヨーク・メッツの監督候補に挙がっている。25人のなかで唯一人、試合に出場しなかったホアン・センテノは、ウェーバー経由で移籍した。ジョー・マスグローブは、昨年1月のトレードでアストロズがゲリット・コールを獲得した際、その交換要員として、他の3人とともにピッツバーグ・パイレーツへ移った。
マスグローブの半年後にはケン・ジャイルズも、似たような形でアストロズを去った。トロント・ブルージェイズにいたロベルト・オスーナがアストロズへ移り、交換にジャイルズを含む3人がブルージェイズへ移籍した。
昨オフは5人、ダラス・カイクル、チャーリー・モートン、ブライアン・マッキャン、エバン・ギャティス、マーウィン・ゴンザレスが、FAとなって退団。その後、ギャティスはプレーしておらず、マッキャンは今年のディビジョン・シリーズで敗退後に引退を表明した。2人は、今年のワールドシリーズ第1戦で始球式に登場。マッキャンが投げ(写真)、ギャティスが受けた。
残る1人、デレク・フィッシャーは今年7月までアストロズにいたので、今回もワールドシリーズでアストロズが優勝すれば、チャンピオン・リングを手にするはずだ。フィッシャーと交換にアストロズが得た3人のうち、アーロン・サンチェスはローテーションに加わったが、4先発したところで右肩を痛め、シーズンを終えた。