ナショナルズのドラフト歴代トップ15選手。3人は今年のワールドシリーズに出場。日本球界にいる選手も

ライアン・ジマーマン(左)とアンソニー・レンドーン Oct 9, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 モントリオール・エクスポズが移転し、2005年にワシントン・ナショナルズとなってから、15シーズンが過ぎた。これまで、ナショナルズが各年のドラフトで最初に指名した15人のうち、ライアン・ジマーマン(2005年の全体4位)、スティーブン・ストラスバーグ(2009年の全体1位)、アンソニー・レンドーン(2011年の全体6位)は、現在もナショナルズにいて、今年のポストシーズンに出場する。他にも、2014年以降に入団した6人が在籍している。

筆者作成
筆者作成

 一方、彼ら以外の6人は、現在のナショナルズにはいない。アーロン・クロウ(2008年の全体9位)は契約金の額が折り合わず、入団しなかった。クロウは独立リーグを経て、翌年、カンザスシティ・ロイヤルズに入団した。2009年のドラフト順位は、全体12位だった。クロウとジェイク・ヨハンセン(2013年の2巡目・全体68位)は、すでにキャリアを終えているか、少なくとも2019年はプレーしていない。クロウはリリーバーとして、2011~14年にロイヤルズで254試合に投げ、1年目はオールスター・ゲームに選出されたが、ヨハンセンはメジャーデビューしていない。

 2010年に全体1位で指名されたブライス・ハーパーは、昨オフにFAとなり、13年3億3000万ドルでフィラデルフィア・フィリーズと契約した。ナショナルズは、ハーパーがいた7シーズンにポストシーズンへ4度進んだが、いずれもディビジョン・シリーズで敗退した。そのうち、3シリーズは2勝3敗だった。

 ロス・デトワイラー(2007年の全体6位)とルーカス・ジオリト(2012年の全体16位)は、シカゴ・ホワイトソックスにいる。デトワイラーは2014年のオフにテキサス・レンジャーズへトレードされ、その後、独立リーグを含む数球団を経由し、今年5月にマイナーリーグ契約でホワイトソックスに入団した。ジオリトは2016年のオフにホワイトソックスへ。メジャーリーグ4年目の今シーズン、資質を開花させた。ジオリト(と他2選手)と入れ替わりに移籍したアダム・イートンは、現在もナショナルズに在籍。トレードから2シーズンは故障に泣かされたが、今シーズンは151試合に出場し、ホワイトソックス最後の2シーズンとほぼ同じ成績を残した。

 ナショナルズが移転2年目に指名したクリス・マレーロ(2006年の全体15位)は、2017年の途中に日本プロ野球へ移った。2011年にナショナルズからメジャーデビューし、2013年と合わせて39試合に出場後は、こちらも独立リーグを含む数球団を転々。2017年にサンフランシスコ・ジャイアンツで4年ぶりのメジャーリーグ復帰を果たした後、オリックス・バファローズに入団した。ちなみに、メジャーリーグでは通算1本塁打。ナショナルズでは0本だった。

 なお、今年のワールドシリーズに出場する3人も、来シーズンはナショナルズにいないかもしれない。ジマーマンは6年1億ドルの契約が満了。来シーズンは1800万ドルの球団オプションだ。最古参のフランチャイズ・プレーヤーとはいえ、全盛期はすでに過ぎている。ナショナルズは200万ドルを払い、オプションを破棄する可能性が高い。

 ストラスバーグが交わしている7年1億7500万ドルの契約は、あと4年残っている。ただ、今オフあるいは来オフに、ストラスバーグは自ら契約を打ち切ってFAになることができる。年齢は31歳。今シーズンは209.0イニングを投げ、251三振を奪い、防御率3.32を記録した。今オフにその権利(オプト・アウト)を行使すれば、残りの4年1億ドルを上回る新契約をゲットできそうだ。

 レンドーンは球団オプションもオプト・アウトも関係なく、今オフにFAとなる。ワシントン・ポストによると、ナショナルズは7年2億1000万~2億1500万ドルの契約を申し出ているらしいが、レンドーンがこれを受け入れるかどうかはわからない。ストラスバーグやハーパーと同じく、レンドーンの代理人もスコット・ボラスだ。