史上2組目の「300奪三振デュオ」が誕生するか。一方はすでに到達していて、もう一方も射程圏
チームメイトの2投手が、同じシーズンにそれぞれ300以上の三振を奪ったことは、過去に1度しかない。2002年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスで、ランディ・ジョンソンとカート・シリングが、334奪三振と316奪三振を記録した。
彼らに続く、史上2組目の「300奪三振デュオ」が、もうすぐ結成されるかもしれない。9月18日、ゲリット・コール(ヒューストン・アストロズ)は10三振を奪い、シーズン合計を302とした。コールとチームメイトのジャスティン・バーランダーは、300奪三振まであと17に迫る。
バーランダーは、9月22日と27日に登板する予定だ。今シーズン、1登板平均の奪三振は8.84(コールは9.74。9イニング平均の奪三振率ではない)。これまでどおりであれば、バーランダーも300奪三振に到達する。
昨年1月のトレードにより、コールがピッツバーグ・パイレーツからアストロズへ移り、2人はチームメイトになった。昨シーズンは、バーランダーが290奪三振、コールは276奪三振。「250奪三振デュオ」も稀少ながら、ともに270三振以上を奪ったのは、19世紀のデュオを除くと、2001年と2002年のランディとシリング、昨シーズンと今シーズンのバーランダーとコールだけだ。
なお、ランディとシリングは、2003年もダイヤモンドバックスで投げたが、故障もあってどちらも200奪三振に届かなかった。アストロズの2人のうち、コールは今オフにFAとなる。