ワールドシリーズのサヨナラ本塁打は、現チームメイトが7年前に打って以来。どちらの試合にも出場は3人
ワールドシリーズ第3戦を終わらせたのは、18回裏にマックス・マンシー(ロサンゼルス・ドジャース)が放ったホームランだった。
ワールドシリーズのサヨナラ本塁打は16本目だ。直前の15本目は7年前。2011年の第6戦に、当時はセントルイス・カーディナルスにいたデビッド・フリーズが記録した。この夏、フリーズはピッツバーグ・パイレーツからドジャースへ移籍し、マンシーとチームメイトになった。ワールドシリーズ第3戦には、14回裏から出場した。
15本目と16本目のどちらにも立ち会った選手は、フリーズだけではない。ミッチ・モアランドとイアン・キンズラーは、2試合とも敗れたチームにいた。フリーズのサヨナラ本塁打が飛び出した時、2人はテキサス・レンジャーズで一塁と二塁を守っていた。キンズラーはフリーズよりも1ヵ月早く、ロサンゼルス・エンジェルスからボストン・レッドソックスへ移り、モアランドとチームメイトに。マンシーがサヨナラ本塁打を打った試合でも、2人は7年前と同じポジションに――モアランドの出場は12回表まで、キンズラーは10回表の途中から――ついた。
フリーズはオフにFAとなる。来シーズンの契約は600万ドルの球団オプションだが、ドジャースは50万ドルを払って破棄するだろう。マンシーと同じチームでプレーするのは、このワールドシリーズまでの可能性が高い。キンズラーもFAとなって、モアランドとは別のチームへ移ると思われる。
なお、ドジャースの選手によるワールドシリーズのサヨナラ本塁打は、1988年の第1戦に代打として記録したカーク・ギブソンに続き、マンシーが2人目だ。今年の第4戦、マンシーの本塁打の翌日は、ギブソンに打たれたデニス・エカーズリーが始球式で投げ、その球をギブソンが受けた。
まず、マウンドに上がったギブソンが投げようとしたところで、エカーズリーが登場。ギブソンはジャスティン・ターナーからバットとグラブを受け取り、バットを持って左打席に立った後、グラブをはめてホームプレートの後ろで構えた。