残るは4チーム。大谷翔平とチームメイトだった2人のうち、どちらか一方はワールドシリーズの舞台へ
ポストシーズンに進出した10チームのうち、すでに6チームが姿を消した。残るは4チーム。ナ・リーグはミルウォーキー・ブルワーズとロサンゼルス・ドジャース、ア・リーグはヒューストン・アストロズとボストン・レッドソックスが勝ち上がっている。
ア・リーグの両チームは、ロサンゼルス・エンジェルスで大谷翔平とチームメイトだった選手を、それぞれ擁する。マーティン・マルドナードとイアン・キンズラーだ。マルドナードは7月26日にアストロズへ移り、キンズラーはその5日後にレッドソックスへ移籍した。
アストロズとレッドソックスは、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズで対戦し、先に4勝した方がワールドシリーズへ進む。従って、マルドナードとキンズラーのどちらかは、故障しない限り、ワールドシリーズの舞台に立つ(もう一方は立てない)。
32歳にして、マルドナードは初めてポストシーズンに出場した。ディビジョン・シリーズは3試合中2試合でスタメンマスクをかぶり、打席では8打数1安打ながら、その1本はホームランだった。
一方、キンズラー(36歳)のポストシーズン出場は、4年ぶり5度目だ。2010年と2011年はワールドシリーズに出場しているが、ワールドチャンピオンになったことはない。今年のディビジョン・シリーズは4試合中3試合に先発出場し、途中出場の第3戦を含め、どの試合も1安打ずつ(13打数4安打)。第2戦と第4戦は二塁打を放ち、いずれも走者を生還させた。
なお、2人と同じように、レネ・リベラは8月29日にエンジェルスからアトランタ・ブレーブスへ移り、ディビジョン・シリーズのロースターに名を連ねた。ただ、タイラー・フラワーズとカート・スズキに次ぐ3人目の捕手ということもあり、シリーズの4試合とも、出場することはなかった。ブレーブスのロースターにいた25人のうち、リベラを除く24人は、少なくとも1試合に出場した。