青木宣親が日米2000安打。日米どちらでもヒットを打った投手は7人。ヤクルト時代のチームメイトは2人
6月11日、青木宣親(ヒューストン・アストロズ)が3安打を放ち、そのうち2本目のヒットでメジャーリーグ716本とし、日米2000安打に到達した。
2012年の渡米以降、青木は351投手からヒットを打った(日米2001本目を含めると352投手)。そこには、日本プロ野球でもヒットを記録した投手が7人いる。
岡島秀樹、岩隈久志(シアトル・マリナーズ)、田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)の日本人投手3人に加え、外国人選手として日本プロ野球で投げた4人、チェン・ウェイン(陳偉殷/マイアミ・マーリンズ)、スコット・アッチソン、コルビー・ルイス、エリック・スタルツがそうだ。そのなかでも、青木がチェンから打ったヒットは14本(中日ドラゴンズ時代のチェンから12本、ボルティモア・オリオールズ時代のチェンから2本)を数える。青木とチェンの対戦成績は、日本プロ野球では30打数12安打(打率.400)、メジャーリーグでは7打数2安打(打率.286)だ。
この14安打の他、2014年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズ第3戦でも、青木はチェンからヒットを記録している。同点で迎えた6回裏、先頭打者として打席に入った青木は、2球目をセンターへ弾き返した。青木は代走を送られ、チェンは1死一、三塁としたところで降板しが、青木と交代した走者は、外野フライで決勝点となるホームを踏んだ。その後、青木とチェンは対戦していない。
また、青木は東京ヤクルト・スワローズでともにプレーした、イム・チャンヨン(林昌勇)とトニー・バーネット(テキサス・レンジャーズ)の2人からも、ヒットを放っている。
両投手とも、メジャーデビューした試合で青木と対戦し、ヒットを打たれた。イムにとっては、メジャーリーグで最初の被安打となった。1死走者なしから登板したイムは、最初の打者を四球で歩かせた直後に、青木のヒットで一、二塁とされたが、次の打者を併殺打に仕留めた。だが、バーネットは打者5人と対戦して3安打を打たれ、1イニングを投げ終えられずにマウンドを降りた。とどめを刺したのは、青木のタイムリー・ヒットだった。