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WTCC日本ラウンドは大波乱の予感。モンテイロの無念の欠場を発表。マシン到着遅延でスケジュール変更!

辻野ヒロシモータースポーツ実況アナウンサー/ジャーナリスト
日本ラウンドを欠場するモンテイロ 【写真:WTCC】

10月23日に「WTCCがいよいよ日本へ!フル参戦の道上龍と共に、ホンダはホームコースで勝利できるか?」を執筆した直後、WTCCに関する様々なニュースが飛び込んできた。今週末のWTCC日本ラウンドは大波乱となりそうだ。

ティアゴ・モンテイロが欠場

まずは地元ツインリンクもてぎでのホームレースを迎える「ホンダ」のエース、ティアゴ・モンテイロ(ポルトガル)の欠場が決定した。9月のバルセロナテストでハイスピードクラッシュを喫して負傷。自宅で療養していたモンテイロは自身のツイッターでも日本ラウンドへの出場をツイートしていたが、チームは彼の怪我からの回復が充分ではなく、医師から自宅で療養を続けるようにアドバイスを受け欠場に至ったことをリリースで発表した。

ティアゴ・モンテイロ【写真:WTCC】
ティアゴ・モンテイロ【写真:WTCC】

ホンダにとってさらなるピンチが訪れた。WTCC(世界ツーリングカー選手権)の日本ラウンド「JVCKENWOOD 日本ラウンド」を前にマニュファクチャラーズランキング、ドライバーズランキングともにライバルの「ボルボ」と接近状態にあっただけにモンテイロの中国ラウンドに次ぐ欠場は痛い。モンテイロは0.5点差でテッド・ビヨーク(ボルボ)を追うが、中国との2戦連続欠場により、チャンピオン争いから脱落する可能性が高い。

モンテイロの代役はまだ発表になっておらず、中国ラウンドで代役を務めたガブリエル・タルキーニがツインリンクもてぎでも復活するのか、それとも日本人ドライバーが代役を務めるのか、まだ情報は入ってきていない。マニュファクチャラーズポイントを争う「MAC3」予選はWTCCマシンに慣れたドライバーでなければ「ボルボ」の3人に勝つことは難しく、タフな戦いとなる。

台風で機材到着が遅延、日曜日に予選・決勝

さらにツインリンクもてぎは台風21号の影響でレース車両を含む貨物の到着が遅延しており、10月28日(土)の午前中のスケジュールがキャンセルされることを発表。同日午後以降にフリー走行を開始する予定でスケジュール調整を進めている。予選、決勝は10月29日(日)に1DAYで開催というイレギュラーなスケジュールになる見込み。

前戦・中国ラウンドも悪天候に見舞われ、その週は日本も全国的に雨。台風21号の到来もあり、貨物が遅延している。WTCCマシンは通常、船便で日本に運ばれて来る。そしてそれを見越して余裕を持ったスケジュールを組んでいるのだが、悪天候が続いており、到着が遅れている模様だ。

スケジュール変更などについて詳しい情報は「ツインリンクもてぎ」のホームページで告知されることになる。モンテイロ欠場の代役探しはもちろん、過密スケジュールという苦難の中、地元の「ホンダ」の底力に期待したい。

モータースポーツ実況アナウンサー/ジャーナリスト

鈴鹿市出身。エキゾーストノートを聞いて育つ。鈴鹿サーキットを中心に実況、ピットリポートを担当するアナウンサー。「J SPORTS」「BS日テレ」などレース中継でも実況を務める。2018年は2輪と4輪両方の「ル・マン24時間レース」に携わった。また、取材を通じ、F1から底辺レース、2輪、カートに至るまで幅広く精通する。またライター、ジャーナリストとしてF1バルセロナテスト、イギリスGP、マレーシアGPなどF1、インディカー、F3マカオGPなど海外取材歴も多数。

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