愛子さま人気の根強いファンとは… ビッグデータで見る意外な結果
新年1月2日や天皇誕生日2月23日の一般参賀では、天皇ご一家お三方が揃ってお出ましになり、多くの人たちの注目を集めていた。愛子さまが成年になられてから、世の関心度はますます高まっているが、特にどの年代層から支持されているのだろうか?
そこで次世代テクノロジーとして注目されている、ヤフーの行動ビッグデータをもとに、生活者の実態や動きを可視化するインターネットサービス「DS.INSIGHT」で調査してみた。データはヤフーで検索された実数ではなく、推計値となっている。
◆天皇ご一家の中で、最も検索数が多いのは?
まずは、天皇ご一家お三方について、この1年の検索数を調べてみると、一番多かったのはやはり愛子さまであった。
しかし、属性を見ていくと、数字からある傾向を読み取ることができる。検索している人の中で女性の割合が最も高かったのは雅子さまで、実に77%を女性が占めていた。愛子さまも76%とわずかな違いではあるものの、世の中の女性たちは常に雅子さまに関心を寄せていることが分かる。
◆雅子さまは50代女性から支持されている
女性の中でも、「雅子さま」のキーワードで検索している割合が多いのは、特に50代だ。独身時代は外交官として活躍し、皇室に嫁がれた雅子さまは、同世代の女性たちにとって憧れであり、気になる存在なのだろう。
そうした50代の女性たちは、「天皇陛下」のキーワードで検索している人も多い。畏れ多いが、もしかしたら自分の伴侶と重ね合わせて、「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」とプロポーズし、その言葉どおり全力で守っていらっしゃる陛下との関係性の中に、理想の夫婦像を見ているのかもしれない。
ともすれば、会話する話題にも乏しくなり、マンネリ化してしまった夫婦の関係を、どうすればかつてのように愛情通う日々に変えていくことができるのか、そのモデルケースとして参考にしていることも考えられる。
ともかく雅子さまと同世代の女性にとって、雅子さまはとても関心のある存在であるようだ。
◆愛子さま人気を支えている、意外な人たち
また、今回のデータ調査で、愛子さまにとりわけ注目しているのは、実に意外な人たちであることが判明した。
最近とみに美しくなられ、注目の的となっている「愛子さま」のキーワードで検索しているのは、世代的に近い10代や20代の若者たちも多いのだが、最も割合が大きかったのは、40代の男性であった。
上記のデータが示すように、40代男性は、天皇ご一家お三方の中で「愛子さま」を検索している割合が21%と多い。次いで天皇陛下の20%、雅子さまの17%と続く。
これはなぜなのかを考えると、40代男性というと、愛子さまと同じ年代の子供がいる場合が多いのではないだろうか。愛子さまのご成長ぶりを自分の娘と重ねているように感じられる。
漠然と主観に依拠した分析は、時に誤った見解に導く場合もあるが、ネットの検索データのように客観的かつ正確な情報は、意外な結果を提示してくれる。過去1年にわたるデータとは言え、今回の結論はとても有意義なものだった。
整理すると、天皇ご一家について検索しているのは圧倒的に女性が多く、その女性の7割以上が雅子さまの動向を注視していた。また愛子さまの注目度も高く、中でも40代男性の支持が根強いことはとても驚いた。
今後も機会があれば、世の中の皇室への関心事について分析してみたい。
ヤフー・データソリューション | DS.INSIGHT
※この記事は、Yahoo!ニュース 個人編集部、ヤフー・データソリューションと連携して、ヤフーから「DS.INSIGHT」の提供を受けて作成しています。
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