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16歳の悠仁さま 実はがっちり体格 秋篠宮さま「腕とか太い。着痩せするタイプかも」

つげのり子放送作家、ノンフィクション作家(テーマ:皇室)
秋篠宮さまと悠仁さま(写真・毎日新聞社/アフロ)

 ご誕生された16年前、紀子さまに抱かれて報道陣の前に初めてお披露目された悠仁さまは、とても可愛らしい赤ちゃんであったが、すっかり成長されて今では筑波大学附属高校1年生になられた。

 現在、秋篠宮皇嗣殿下に継ぎ、皇位継承順位第2位のお立場でもあるが、悠仁さまの実像は、どのような人となりでいらっしゃるのだろうか?

 今回も、秋篠宮ご夫妻と30年を越える交流を重ね、今年5月に話題の書籍『秋篠宮』(小学館)を上梓した、ジャーナリストの江森敬治さんに話を聞いた。

◆実は悠仁さまはがっちり体格の細マッチョ⁉

 最近、悠仁さまは背がぐんと伸びて、先月、全国高校総合文化祭東京大会を訪れた時の映像では、お母さまの紀子さまを追い越していらっしゃるように見えた。今、身長はどれくらいになられたのか、江森さんも正確な身長は分からないが、と前置きした上で、こんな話をしてくれた。

「秋篠宮さまは180センチと長身ですが、お二人が並ぶと、悠仁さまが少し低い程度ですから、本当に大きくなられたなぁと思います。おそらく170センチ以上あるかもしれません。悠仁さまはこれからも成長し、お父さまと同じくらいの身長になられるのではないでしょうか」

 悠仁さまは中学の3年間、卓球部に所属されていた。高校に進学してからはバドミントン部に入部し、悠仁さまはたくましくなり、がっちりした体格になられているらしい。

「今年5月に出した書籍にも書いたのですが、秋篠宮さまは『腕とか太いのですよ。着痩せするタイプかもしれません』と、悠仁さまのことを話されていました。赤坂御用地にある畑で野菜を育て、農作業をすることで、足腰も鍛えられているようです」

 最近の悠仁さまの映像を見て、ほっそりした体型でいらっしゃるのだろうと想像していたが、意外にも筋肉質のがっちり体型でいらっしゃるという。悠仁さまは幼い頃から率先して、健康維持や体力づくりに取り組んでこられたようだ。

 江森さんはこう話す。

「小さい頃から悠仁さまは、紀子さまと山登りを楽しまれるなど、アウトドア派でいらっしゃいました。皇族の方々にとって、健康管理はとても大切なことです。元気で長く仕事を続けるために常に健康に気を付けていらっしゃいます」

◆悠仁さまのご性格はお父さま似⁉

 悠仁さまはどんなご性格でいらっしゃるのかを質問すると、江森さんからこんな答えが返ってきた。

「秋篠宮さまに似ているところがありますね。深く考え、慎重に判断し行動されます。人の話をよく聞き、熟考を重ねていくという姿勢が似ていると思います」

 それは軽挙妄動を慎み、行動や言動には責任を持たねばならないというお立場からくるものなのだろうか。

 これから公務を行うようになると、多岐にわたり様々な人びとと話をすることが格段に多くなる。常に国民に寄り添うには、人の話をよく聞き、その人の気持ちになって思いを巡らせることが基本だ。そのことを悠仁さまは理解し、お父さまから日々学んでいらっしゃるのだろう。

 先月、高校総合文化祭に出席されたときの映像を見ると、時折、秋篠宮さまが悠仁さまに話しかけていらっしゃるシーンがあり、父と息子がいい関係であることが伝わってきた。

 江森さんも、秋篠宮家の父と息子の良き関係性を感じているという。

「父親は息子が可愛いし、息子はお父さまのことが大好きなのでしょう。お父さまからいろいろ吸収され、学ばれるということが大切なのだと思います」

◆秋篠宮家の家族関係は?

 ご家庭での秋篠宮さまについては、佳子さまが記者会見でおっしゃった「導火線が短い」という印象が強い。悠仁さまに対しても同じイメージの父親でいらっしゃるのか、江森さんにズバリ聞いてみた。

「悠仁さまに対しては、お姉さま方よりは、ちょっと甘いかもしれません。上のお二人を育てる時は、秋篠宮ご夫妻は若かったので、子育てに懸命だったところがあったのだと思います。こうした子育てのご経験があるから、悠仁さまの時は子育てに余裕が生まれるのだと推察いたします」

 悠仁さまは、お姉さま方とは年が離れた末っ子とあって、その分、秋篠宮ご夫妻にとって可愛さもひとしおでいらっしゃるのだろう。

 愛情を注いでこられたのは、姉である佳子さまも同様だ。一説には、悠仁さまが18歳の成年を迎えられるまでは皇室にいて、それ以降に結婚されるのではないかとささやかれているが、これは信ぴょう性のある話なのだろうか?

「今、皇族の人数が減っています。佳子さまが活躍する場はたくさんあります。ですから、個人的には、内親王として仕事に取り組まれてほしいと思います」

◆秋篠宮さまから悠仁さまへ受け継がれるもの

 令和の皇室は、天皇皇后両陛下と秋篠宮ご夫妻とのチームプレイで作り上げていく形になるのではないかと、江森さんは考えているという。

「秋篠宮さまは若い頃、やんちゃなイメージがあって、誤解されているところがありました。でも、接するとそんなことはなく、物静かで落ち着いていらっしゃいます。いつも国民のために何ができるのか、何をすべきなのかを真剣に考えていらっしゃる方です」

 悠仁さまの実像についても、どのような方でいらっしゃるのか、まだ国民のほとんどが分からないというのが実状だろう。実は筆者も、昆虫などの生き物がお好きだという情報くらいで、何を思いながら日常生活を送っていらっしゃるのか、イメージすることも難しかった。

 しかし、今回、江森さんに話を聞いたことで、将来、皇室の一員になる日のために、お父さまである秋篠宮さまのなさりようから多くを学び、日々成長されていると知った。

 16歳の悠仁さまの心に、伸び伸びとした明るい未来が描かれていることを、願わずにはいられない。

「悠仁さま16歳のお誕生日 皇位継承者と高校生の狭間に浮かぶ実像とは?」

https://news.yahoo.co.jp/byline/tsugenoriko/20220906-00313335

放送作家、ノンフィクション作家(テーマ:皇室)

2001年の愛子内親王ご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の「皇室の窓」で構成を担当。皇室研究をライフワークとしている。日本放送作家協会、日本脚本家連盟、日本メディア学会会員。著書に『天皇家250年の血脈』(KADOKAWA)、『素顔の美智子さま』『素顔の雅子さま』『佳子さまの素顔』(河出書房新社)、『女帝のいた時代』(自由国民社)、構成に『天皇陛下のプロポーズ』(小学館、著者・織田和雄)がある。

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