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49歳。某国の在日大使館勤務。いつかやってみたい究極の働き方があります~おみおじリポート163~

大宮冬洋フリーライター
食と旅を愛する男性。同じものを経験して楽しめる結婚相手を募集中です。(本人提供)

日本食レストランの元シェフ。天ぷら、寿司、ステーキ……。たいていの料理は作れます

※2024年1月19日追記。小畠さんは半年間の受けオネット期間を終了し、自動退会日を迎えました。残念ながら結婚につながるような出会いはオネットではご紹介できませんでしたが、彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 本日登場するのは某国の大使館で運転手として働いている小畠正樹さん(仮名、49歳)。今は埼玉県で一人暮らしですが、6年前に帰国するまでは10年近くニュージーランドにいた男性です。日本食レストランのシェフだったとのこと。珍しいと言えば珍しい、ありがちといえばありがちな経歴です。

「仕事として携わっていたのは主に天ぷらですが、寿司を含めてたいていの料理は作れます。ステーキを焼いたり中華を作ったりするのも割と得意ですよ」

 大人しそうだけど、なんだか人懐っこい雰囲気を醸し出している小畠さん。年の離れた弟と妹がいて、特に妹からは「お兄ちゃんはさ~」と好き放題にいじられているそうです。女性から振り回されやすい男性と言ってもいいかもしれません。この点については後述します。その前に、小畠さんの大事な趣味について。

「私が他の誰よりもうまくできると誇れるのは料理ではありません。ちょっと引かれてしまうかもしれませんが、サバイバルゲーム、いわゆるサバゲーです。ニュージーランドにいた頃は週に4回ぐらいはやっていて、若い頃から費やした時間は優に1万時間を超えています」

 法律の範囲内で「戦闘」するサバゲーは日本発祥のスポーツなのだそうです。そして、小畠さんはニュージーランドの愛好家内では有名なプレイヤーだったとのこと。現在は大使館で真面目に働いている小畠さんですが、この特技を生かして働くことを今でも夢想しています。それについても後述します。

小畠さんの自炊料理。「ある食材で片付けもしながら料理をするのは割と得意です。誰かに作ってもらっても、元料理人ならではの嫌なツッコミはしません」(本人提供)
小畠さんの自炊料理。「ある食材で片付けもしながら料理をするのは割と得意です。誰かに作ってもらっても、元料理人ならではの嫌なツッコミはしません」(本人提供)

趣味を禁じられ、日本に帰国するしないで意見が分かれて離婚してしまった過去

 ニュージーランドにいた頃、5歳年下の日本人女性と結婚した経験がある小畠さん。しかし、サバイバルゲームという生きがいを禁止された挙句、帰国するしないで意見が完全に分かれて1年後に離婚しました。その女性との間には子どもがいます。

「彼女は日本に戻って再婚したので、私は娘には生まれた直後の2回しか会えていません。最初にまとまった金額を渡しましたが、その後は養育費の支払いを断わられています。私の存在は娘が成人したときに話すそうです。私は老後のために資産形成をしていますが、娘が会いに来てくれたときに渡すお金も用意しています。もちろん、私がこれから結婚する相手の資産に頼るつもりはまったくありません」

 次に結婚するときは、サバイバルゲームだけでなく自分は文章を書いたり歴史を探究したりするのが好きなところもわかってほしい、別れたり自分が死んだりした場合には娘にある程度の財産を遺したい、などと遠慮がちながらも独特の主張を繰り返す小畠さん。可愛げはあるけれど、心配性すぎる男性です。小畠さんは前の奥さんだけでなく、ニュージーランドに渡る前にも女性から「ひどい目」に遭った過去も打ち明けてくれました。

「介護施設で働いていたときに付き合った女性に浮気をされました。その女性は既婚男性も含めて何股もかけていることがわかり、地獄のような気分を味わったんです。だから、私はお互いのスペックではなくコアな部分に興味を持ち続けることにこだわっているのだと思います」

 あのう、それとこれとは話が違いますよ。その女性は単なる浮気性だっただけです。パートナーの「コアな部分」に興味があったとしても、浮気をしたい人は浮気をします。むしろ、「この人は自分のすべてをわかってくれている」などと甘えて安心していると足をすくわれかねません。

「ニュージーランドで初めてサバイバルゲームに参加したフィールドの写真です。老若男女のプレイヤーがいて、今でも交流のあるカップルがこのフィールドで公開プロポーズしたのも思い出深いです」(本人提供)
「ニュージーランドで初めてサバイバルゲームに参加したフィールドの写真です。老若男女のプレイヤーがいて、今でも交流のあるカップルがこのフィールドで公開プロポーズしたのも思い出深いです」(本人提供)

旅、飲食、文章、歴史、宇宙、お笑い。一部でもいいので一緒に味わえたら嬉しい

 マッチングアプリでの婚活経験もある小畠さん。ある程度仲良くなった女性には「素の部分」を書いたブログ文章を読んでもらっているとのこと。そ、それはちょっと気持ち悪い! 実際、直後に音信不通になるパターンばかりなのだそうです。

「いろいろ詰め込み過ぎて文章が長くなり過ぎるのは自覚してはいます。イヤな熱気が伝わって引かせているんでしょうね……」

 わかっているのならば、今後はやめましょう。僕もその文章を読ませてもらいましたが、正直言って小畠さんの良さを表現できているとは思えませんでした。むしろ、家族も含めて他人には見せなくていい「中二病」的な部分が強調されてしまっています。誰にも見せないメモ書きにすべきです。

 生まれた頃にしか会えてない娘さんに財産を遺すことが正しいのかどうかは僕にはわかりません。でも、これからの小畠さんが最も大切にするべきなのは自分の生活であり、まだ見ぬパートナーです。そもそも小畠さんはなぜ結婚したいのでしょうか。

「同じものを経験して深く楽しめる相手がいたらいいなと強く思うからです。旅、飲食、文章、歴史、宇宙、お笑いなど、一部でもいいので一緒に味わえたら嬉しいですね」

 なるほど。それならばわかります。ポイントは「全部」ではなく「一部」を一緒に楽しむことですね。結婚相手は自分自身ではなく、最も親しく支え合える他人です。共有できない世界があるのは当たり前なのだと認識してください。

以前は観光客向けタクシー運転手だった小畠さん。今の勤務先は土日休みです。「訪日団の滞在期間は忙しいのですが代休をもらえます。年収は600万円を超えていて、65歳まで働ける職場です」(本人提供)
以前は観光客向けタクシー運転手だった小畠さん。今の勤務先は土日休みです。「訪日団の滞在期間は忙しいのですが代休をもらえます。年収は600万円を超えていて、65歳まで働ける職場です」(本人提供)

キャンピングカーに調理用具を載せて、海外を旅しながら日本食を売るのが夢です

 うう、年上の小畠さんに対してなんだか説教モードになってしまいます。こんなのは僕の本意ではありません……。でも、いろいろはっきり言いやすいところは小畠さんの美徳なのだと思います。エラそうなところは皆無な男性です。

 プライベートではかなり甘えたところがある小畠さんですが、大使館での仕事は前向きに取り組めています。今まで培ってきた英語力や食の知識、サービス精神をフルに生かせているからです。

「月に1回ほど本国から訪日団がやってきます。彼らを乗せた車を運転することが主な仕事ですが、ロジスティクス周りの事務作業や通訳も業務内容です。美味しいお店を知っていることは今の仕事でも大いに役立っています」

 かつてはあんなに打ち込んでいたサバイバルゲームも今では年に数回程度になったそうです。その程度ならば結婚生活との両立も十分に可能ですね。

 すると、小畠さんが夢を語り始めました。「今の仕事には何の不満もありませんが、いつかやってみたい働き方」があるとのこと。面倒臭いことをいろいろ言う割に、妙な自信があってすぐに調子に乗る。本当にいじりやすい人だな……。

「キャンピングカーに調理用具を載せて、海外を旅するのです。各地でサバゲーを楽しみながら、寿司や天ぷらを売ることができると思っています」

 あれ? 小畠さんならば実現可能な働き方だと思えてきました。ニュージーランドでの生活やサバイバルゲーム、大使館で培った人脈を大いに生かせるはずでしょう。

 肝心なのは、「その働き方と暮らし方もいいね!」と言ってくれるパートナーがいるかどうかです。旅するような生活をしたくて、小畠さんをいじるけれどいじめたりはしない40代50代女性にこの記事を見つけてもらいたいなと思います。

クライストチャーチの夜景。この国は小畠さんにとって故郷以上の存在なのだと思います。ちなみに、勤め先はニュージーランド大使館ではありません。(本人提供)
クライストチャーチの夜景。この国は小畠さんにとって故郷以上の存在なのだと思います。ちなみに、勤め先はニュージーランド大使館ではありません。(本人提供)

※文中の受けオネット会員は仮名です。小畠正樹さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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