結婚とは冒険。「自分」にこだわらず想定外の変化を楽しむものです

※2022年3月15日追記。上島さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できませんでしたが、彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

　こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動（略称：おみおじ）」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者（この記事を読んでいるあなたも該当します）で「そろそろ結婚したい」という人をオネット（大宮ネットワーク）にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類（受けor攻め）と募集についてはこちらをご覧ください。

　私事ですが僕は結婚して10年目に突入しています。今になってわかるのは、結婚生活の意義は「想定外の変化を楽しむ」にあることです。何でも自分で決められる独身一人暮らしとは異なり、結婚相手およびその家族の意向や事情を考慮しなければなりません。もちろん、こちらのことも相手に考えてもらいます。

　結婚という化学反応の結果、思いがけない喜びや苦労が生じます。大げさに言えば人生を賭けた冒険なのです。その面白さに比べれば、結婚に求めがちな「世間体の良さ」とか「経済的な安定」などは些末なことだと感じるでしょう。

3人の兄と姉は全員結婚。私だけ独身で自由にしていていいのかな？　

　首都圏で学校教員をしている上島志保さん（仮名、40歳）は、「公務員をやっていることでもわかるように保守的な性格」を自称しつつ、公私で情熱と冒険を求めているようです。大学を卒業してからしばらくは旅をしていたとのこと。

「それから学校の教員になりました。暗記科目と言われがちな科目を担当していますが、その面白さを子どもたちに伝えて好きになってもらうのがやりがいです」

　コロナ前まではサーフィンやダイビングなどの海遊びにも熱中していたという上島さん。沖縄の海が好きすぎて移住まで夢想して、沖縄県の教員採用試験も受けているとのこと。

「すごい倍率なので毎回落とされますけど。今の一人暮らし生活は（家族という）制約がないのでやりたいことをすぐにやってしまいます。海には行けていませんが、一昨日は友だちと富士山に登ってきました」

　父親が早くに他界して、母子家庭で3人の兄と姉と一緒に助け合いながら仲良く育ったという上島さん。兄と姉は全員結婚していて、「私だけ独身で自由にしていていいのかな」という思いが強まっているそうです。

「自由にすることに慣れているので、お互いに束縛をし合わないパートナーがいたらいいと思うのですがそんな相手を見つけるのは難しいですか？　いずれにもしてもあまり暗くならない夫婦になりたいです。『今日も楽しかったね。以上！』と笑い合って暮らしたいと思います」

本当はあまり結婚したくないのに無理に婚活を続けて苦しそうな人たち

　ここまで上島さんの話を静かに聞いていたマチコ先生が口を開きました。どうやら本質的なことを問いたいようです。

「アラフォー女性の婚活はかなり厳しいので、まずは本当に結婚したいのかどうかを自分に確認してください。条件にぴったり合うような男性はいない中で、相手の人柄をちゃんと見極めなくちゃいけません。はっきり言ってかなり面倒な作業なので、結婚の優先順位が趣味や仕事よりも明らかに低い場合はオネットは勧めません。実際のところ、婚活をしている女性の中では本当はあまり結婚したくないのに無理に婚活を続けて苦しそうな人が少なくないからです」

　上島さんは「私は結婚がわかっていないからあれこれと勝手なことを言っているのだと思います。でも、真剣は真剣なんです。結婚することになったら腹をくくります」としっかり答えてくれました。こちらが真面目に問いかけたとき、はぐらかさずに真摯な態度で答えてくれる人なのです。

「それならオネットで一緒にがんばりましょう。お見合いや仮交際をしながら『好きなタイプ』ではなく『自分と合いそうなタイプ』を見つけるのがコツです。今まで恋愛対象にして来なかったような男性とも積極的に会ってみてください。見つけ方は私がサポートします」

　上島さんの決意を聞き、すっかりやる気になっているマチコ先生。普段は子どもたちを教え導いている上島さんですが、オネットでは「生徒」になった気持ちで素直にいろいろ吸収してもらえればと思います。甘えちゃってもいいんです。その先に想定外の幸せな生活が待っていますよ！

※文中の受けオネット会員は仮名です。上島さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス（ヤフーの有料記事です）を読みたい方（＝攻めオネット会員になりたい方）はこちらをご覧ください。