思いやりも真面目さもあるのに、どこか不器用な生き方をしている人たち

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 思いやりも真面目さもあるのに、どこか不器用な生き方をしている人に心惹かれます。人間らしさや共感を覚えるからでしょう。逆に、あまりに器用だったりすると面白味を感じません。せめて「器用貧乏」であってほしい。単なるひがみなのかもしれませんね……。

 東京都内で歯科衛生士をしている佐藤明音さん(仮名、37歳)は「感じの良さ」を絵に描いたような女性です。Zoomでインタビューしても、画面がパッと明るくなるような印象を受けました。一見すると生き方上手な佐藤さん。話を聞くうちに根本的に不器用というか一本気すぎる人だとわかりました。

佐藤さんの手づくり料理。「安くなっているときにまとめ買いしてストックしておいた食材を使って適当に作っています」(本人提供)
佐藤さんの手づくり料理。「安くなっているときにまとめ買いしてストックしておいた食材を使って適当に作っています」(本人提供)

思い入れのある職場で楽しく働く日々。でも、仕事ばかりの生活でいいのかな

 高校時代までは超の付く体育会系だったと佐藤さんは振り返ります。打ち込んできたのはソフトボールと水泳、そしてマーチングバンドです。

「全国大会まで出場したマーチングバンドが一番体育会系だったかもしれません。動きながら演奏するので体力トレーニングは必須です。高校3年生まで打ち込んでいて、特に進路を決めずにそのまま卒業しました(笑)」

 進路を決めずに卒業というところが日本人離れしていますね。清々しさすら感じるエピソードです。マーチングバンドで生計を立てようとしたら自衛隊や消防の音楽隊に入るしかありません。佐藤さんはとりあえず歯科助手のアルバイトを始めたようです。

「仕事が楽しくなってきたので、短大に通い直して歯科衛生士の資格を取りました」

 うーん、行き当たりばったり! でも、佐藤さんはとことんまで打ち込むタイプ。最初に働いた歯科医院での働きぶりが評価され、現在の勤務先には開業の「立ち上げスタッフ」として抜擢されました。思い入れがある職場で、人間関係も良く、とても働きやすいようです。

「患者さんが少しずつ良くなっていくのを見るのも嬉しいです。でも、仕事ばかりの生活でいいのかな、と思うこともあります」

 結婚して共働きの場合は、今の勤務先に通える範囲で住みたいという希望を持っている佐藤さん。外で働く必要がないのであれば関東地方以外でも海外でも住めるそうです。

「お互いを大切に思える相手と、美味しいご飯や季節の移り変わりを楽しんだりしながら、補い合って穏やかに暮らしたいです」

佐藤さんの手料理その2。「ストレスがたまったときは時間を見つけてたくさん料理をして発散します。外食も大好きなので、食に興味がある人と結婚できたら楽しそうだなと思っています」(本人提供)
佐藤さんの手料理その2。「ストレスがたまったときは時間を見つけてたくさん料理をして発散します。外食も大好きなので、食に興味がある人と結婚できたら楽しそうだなと思っています」(本人提供)

この文章が好きという感覚を共有できる人となら、少なくとも「友だち」にはなれる

 明るく優しげな雰囲気の佐藤さんは「その気」になれば多くの男性から引き合いがあるでしょう。実際、1年ほど前までは恋人がいて、結婚も視野に入れていました。しかし、彼の宗教が原因で別れることになったようです

「人間性は問題がなかったのですが、ご両親と入っているという宗教のことを後から知って、一緒になる覚悟ができなかったんです。自分の親の反対を押し切ってまで入信する気にはなれなかったし、かといって相手の信仰を否定するのも違うと思って別れました」

 これはときどき耳にする別れの原因です。本人だけでなく家族の入信も求める宗教の場合は、国際結婚以上に文化や価値観の違いがある気がします。無理に結婚しないほうが無難かもしれません。

 結婚相談所であれば、信仰も含めた相手の条件を事前に知ることが可能です。ただし、相手からも最初は条件のみで選ばれてお見合いすることになります。「全く接点のない方と関係を築き上げていくのは難しい」と感じている佐藤さんは、本連載を読んでオネット入会を思いついてくれたそうです。

「偶然に大宮さんの記事を拝見して『嗜好の近い友だちの友だち』を紹介してくれるという表現がすごくいい!と思いました。大宮さんの文章は正直なのでとても身近な存在に感じられるんです。この感覚を共有できる人となら、少なくとも『友だち』にはなれる気がしています」

 話の合う友だちから恋人へと関係が進み、結婚に至るのは確かに理想的な流れですよね。信仰に関しては、僕とマチコ先生がお見合いを組む過程で相手にそれとなく確認しようと思います。

アラフォー女性の厳しい現実。「一般的な指標」で探すと相手がいなくなってしまう

 初対面で感じの良さが伝わってくる佐藤さん。実は「初対面の人には緊張して仕事スイッチを入れている」とのこと。「『何かしゃべらなくちゃ』『先回りをして気づかなくちゃ』とがんばります。でも、本来の自分は気が利かないところがあるので、何度か会っていくうちに『第一印象と違う』と思われないか不安です」

 第一印象が良いことは大きな武器だと僕は思うのですが、マチコ先生によれば「タイプによる」とのこと。どういうことでしょうか?

「仕事モードでガンガンにしゃべっても疲れない人なら問題ありません。でも、オネットの女性は『本来の自分じゃない状態』を続けることに違和感を覚える人がほとんどです。佐藤さんもそうなのだと思います。異性の前で自然体で振る舞えるようになるのは慣れもありますし、相性も大切です。いろんな人に会って、がんばらないことを体得してください」

 楽しく会話ができる人ならば年齢や見た目は問わないという佐藤さん。ただし、「相手の収入は私よりは上だといいな」という思いがあるようです。この点に関してもマチコ先生からアドバイスがあります。

「アラフォー女性の婚活はとても厳しいものです。私たちには『収入も含めて男性がすべてちょっと上なのが当たり前』というジェンダーの刷り込みがありますが、そのような一般的指標で探すとお見合い相手がいなくなってしまいます。佐藤さんは条件ではなく中身で選んでほしいですよね。ならば、自分が男性を見るときも『この人、面白そう!』という感覚を大事にしてください。お互いをピンポイントのかけがえのない個性で選び合うのがオネットです。その相手の年収がたまたま自分より上だったらラッキー、ぐらいの気持ちで臨むのがいいと思います」

 過去にオネットで真剣交際に入ったり結婚したりしたカップルを振り返ると、確かに条件面では選び合っていません。まずはこのプロフィール記事を読んだ人が、家族観や趣味などの部分でピンと来てお見合いを申し込みます。その申し込み文章が丁寧で自己開示をしていると、実際のお見合いもうまくいきやすくなるのです。文通相手と知性と感性で惹かれ合って結ばれるようなものですね。

 もちろん、僕とマチコ先生がお手伝いしています。佐藤さんが自然体で楽しく過ごせるような個性を持つパートナーを見つけたいですね!

一人で都心をサイクリングする、という気晴らしが好きな佐藤さん。皇居周辺もお気に入りの場所です。(本人提供)
一人で都心をサイクリングする、という気晴らしが好きな佐藤さん。皇居周辺もお気に入りの場所です。(本人提供)

※文中の受けオネット会員は仮名です。佐藤さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。