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36歳。新卒で入った都内の金融機関で勤務中。仕事を続けながら家族も持ちたい~おみおじリポート(45)

大宮冬洋フリーライター
埼玉県在住の若林さん。セミロングヘアの良く似合う美人です。(若林さん提供)

同僚との会食もゴルフも旅行もしにくい現在。一緒に過ごせるパートナーが欲しい

※2021年2月26日追記。若林さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼女の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさんおみおじ活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。お世話させてもらう独身者をオネット(大宮ネットワーク)会員として認定し、婚約を目指す活動です。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 次回の受けオネット希望者との面談日は来月6日(日)。男性の1名様枠がまだ空いています。特に、同世代の女性と出会って2人の生活を楽しんでいきたい40代50代の男性を募集中。本連載で記事にさせてもらいますが、匿名性は確保します。すべて無料です。

 ご希望の方はこちらから大宮宛に、フルネームと年齢と職業、性別、お住まいの地域、家族構成、結婚歴(子どもの有無)の7点および意気込みを書いて送ってください。まずは僕とマチコ先生の雰囲気を知りたい方はこちらの婚活動画をどうぞ。

 さて、コロナ禍が半年以上に渡って続き、都会で暮らす独身者の気持ちが変化しているように感じています。今までは飲み会や旅行などの楽しみがたくさんあったのですが、それが難しくなって在宅勤務が続いたりすると、不安や孤独感が高まるのは当然です。実家暮らしの人であっても、「親きょうだいではなく、一緒に新しい家庭を築けるパートナーが欲しい」と思い始めるようです。

 17人目の受けオネット会員である若林優子さん(仮名、36歳)もその1人。短大卒業以来、都内の老舗金融機関で働き続けていますが、オフは「外向き」の生活を続けていました。

「趣味はゴルフと旅行、あとは美味しいものとお酒を楽しむ席です。コロナ前は月1ペースでコースに出ていましたし、週に3回ぐらいは仕事帰りに会社近くで食事していました。お酒に強くはありませんが、場が好きなんです。同僚やゴルフ仲間と行くことが多かったですね。映画を観たり、美術館でボーッと1人で過ごしたりする時間も好きです」

 現在、こうした余暇の多くがやりにくい状況です。特に、会社の同僚とは遊びにくいと思います。仕方ないので若林さんは「近所を散歩したり、金融や不動産関係の資格勉強をしたり」して過ごしています。

焼き鳥店にて。若林さんは美味しい料理とお酒を飲みながら語らうのが大好きです。(若林さん提供)
焼き鳥店にて。若林さんは美味しい料理とお酒を飲みながら語らうのが大好きです。(若林さん提供)

1年弱で終わった一人暮らし。実家は出たいけれど、私には一人暮らしは向いていません

 若林さんは埼玉県にある実家で両親と上の姉との4人暮らし。20代後半の頃、友人のマンションが売れるまでの1年弱だけその部屋で一人暮らしをしてみたことがあるそうです。

「最初は楽しかったのですが、せっかく作った料理を自分だけで食べるのは空しいし、量を作れないので美味しくもないと知りました。寂しさもあり、週末だけでなく平日も友だちを招くようになってしまって……。私には一人暮らしは向いていないのだなと思いました」

 結婚して家を出ている下の姉も、2人の甥っ子を連れてよく実家に遊びに来るそうです。家族仲も姉妹仲も良い若林さんは、できれば子どもにもきょうだいをつくってあげたいそうです。

「以前は、結婚後は家庭に入ることを思い描いていました。でも、専業主婦をしている姉を身近に見て、私は仕事を続けながら家族も持ちたいなと思い直しました。勤め先には子どもがいる女性の同僚もいるので参考になります」

 若林さんは柔らかい雰囲気の感じのいい美人です。新卒で入った金融機関で働き続ける意思と実力があり、趣味はアクティブで、家族仲は良好ながらもベタベタした関係ではありません。なんだかキレイすぎるプロフィールなので、はっきり言って個性がありません。若林さん、自分の短所は何だと思いますか?

女性は35歳前後で情勢が変わる。主体性を発揮して、「いい男性」を自らつかみましょう

「初対面の人には緊張してしまって、特に相手が年上の場合は合わせ過ぎて『楽しそうな自分』を取り繕う傾向があります。ゴルフでも偉い人と組まされることが多くて、嫌ではないのですが、自分の気持ちは置いたままになってしまうことが少なくありません。後でひとりになってからすごく疲れを感じたりします」

 若林さんと僕はもちろん初対面で、このインタビューもZoomで行っているため、若林さんは「仕事もしくは年上との会話モード」になってしまったのかもしれませんね。何度か会ったうえでリラックスした若林さんを好きになってくれる男性が見つかるといいなあ。

 美人にはつい甘い気持ちで接してしまう僕。このやりとりを静かに聞いていたマチコ先生が口を開きました。

「なかなか気持ちをオープンにできなくても、男性が粘ってくれて恋愛に発展するのが30代前半までのパターンでしたよね。でも、女性は35歳ぐらいから情勢が変わると認識してください。粘ってくれるのは既婚者や結婚する気のない男性だったりします。それに惑わされてはいけません。若林さんと同じような生活レベルで、なおかつ結婚願望のあるアラフォーの未婚男性は、押しが弱いからこそ今でも独身なのだと思います。若林さんには人見知りを克服し、コミュニケーションの主導権を握るぐらいの気持ちでオネットに参加してほしいです」

 さすがマチコ先生。まさにその通りです。コミュニケーション能力は高い若林さんが主体性を発揮できるようになれば最高ですよね。受けオネット会員の活動期間は半年限定ですが、若林さんは3か月ぐらいで卒業して、来年の今ごろはダンナさんと一緒に楽しく散歩している予感がします。

長く出来る趣味が欲しくて7年前に始めたゴルフ。「スコアは100を切れていませんが、モットーはenjoy golfです」。(若林さん提供)
長く出来る趣味が欲しくて7年前に始めたゴルフ。「スコアは100を切れていませんが、モットーはenjoy golfです」。(若林さん提供)

※文中のオネット会員は仮名です。若林さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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