消費増税カウントダウン!増税前に買っておくもの、買わなくていいものは?

(写真:GYRO PHOTOGRAPHY/アフロイメージマート)

10日を切った消費増税。今回は「税前に買っておくもの」と「買わなくていいもの」について、最終チェックをしておきましょう。商品種類ごとに、今買うべきか、増税後でもいいのか、〇×△で考えてみましょう。

■増税前に買っておくべきものは?

増税対象で高額のもの、しかも必要なものであるなら、増税前に購入しておいた方がいいでしょう。2%の増税は、5万円の買い物で1,000円、20万円の買い物であれば4,000円で、決して小さくはないからです。

ただし、増税後もセールが行われたり、また、キャッシュレス決済でポイント還元の対象になる店舗(2%または5%還元)で購入すれば、2%の増税分を吸収でき、場合によっては増税前の金額を支払っても約3%のおつりが出ます。いつも利用している店舗や、近所の店舗、ネットで利用している店舗などの動向を確認してからでも遅くはないかもしれません。

購入する際も、特にインターネットで購入する場合は要注意です。注文・決済時の消費税が適用になるショップがある一方で、発送時の消費税が適用になるショップも少なくないからです。しっかり確認してから注文するようにしましょう。

■増税前に買っトク〇×△

ここからは個別の商品種類ごとに、増税前に買うかどうかを検討してみましょう。

〇=増税前に買っておきたい

×=増税前に買う必要なし

△=どちらともいえない

食料品の買い溜め ×

2014年4月の消費増税時には、冷凍食品や乾物、缶詰などの買い溜めも見られました。しかし今回は、軽減税率(8%)が導入され、食料品はその対象ですので、買い溜めの必要なし!

日用品の買い溜め ×

トイレットペーパーやティッシュペーパー、洗剤、シャンプー、コンディショナー、石鹸、芳香剤などの日用品はそもそも低額で、セール対象商品にもなりやすいことから、増税前後のいずれもあまり変わらないと考えられます。

また、キャッシュレス決済によるポイント還元の対象店が近くにあれば、増税後も決済額の2%または5%がポイントで戻りますので、いつもの店が対象になっていないか、確認してみましょう。

小さい子どものいる世帯だと、粉ミルクや紙おむつ等を買い溜めしたくなりますが、2016年4月2日~2019年9月30日生まれの子がいる場合、プレミアム付商品券を購入できます。それを活用すれば、実質20%引きで買えます。

ただし、プレミアム付商品券の有効期限は2020年3月末。買い溜めするならその時期ですね。

酒類・医薬品 〇(△)

酒類や医薬部外品、市販薬などは軽減税率の対象外で10%の適用です。なので、使いきれる範囲で、ビールやみりん、料理酒、栄養ドリンク、常備薬などを買い溜めしておくのはありだと思います。

しかし、いつも利用しているドラッグストアや近所の小売店、酒店が、キャッシュレス決済によるポイント還元の対象店になるなら増税後も2%または5%引きで買えます。いつもの店がどうか、確認してみましょう。

プレミアム付商品券が利用できる人も同様です。いつも買っている店が対象店なら、増税後にプレミアム付商品券を使って買った方がおトクです。

ペットフード 〇(△)

増税後は10%なので、買い溜めしておくのは〇です。

しかし、前項同様、いつも買っている店がキャッシュレス決済によるポイント還元の対象店であったり、プレミアム付商品券が利用できる方の場合は、増税後の方が有利な場合も。ネットで買っている人も、その店舗がポイント還元店かどうか確認をしてみましょう。

“外食”しておく 〇

外食だと10%、テイクアウトや宅配だと8%なので、「家食」スタイルが増えると見られています。今後は外食の利用頻度が下がる可能性もあるので、9月中に外食を楽しんでおくというのも手ですね。

化粧品やコンタクトレンズ 〇(△)

化粧品や使い捨てコンタクトレンズなどはやや高額になり、増税の影響もあるので、買っておくといいものに入るでしょう。ただし、いつも買っている店がキャッシュレス決済ポイント還元の対象店になっているかどうかは要チェックです。

個人的には、在庫もあったのですが、使い捨てコンタクトレンズを9ヵ月分買いました。普段利用している店が、増税後にキャッシュレス決済のポイント還元の対象にならないためですが、もしキャッシュレス決済ポイント還元の対象店だったなら、このタイミングでは買いませんでした。

自由診療や人間ドックなど 〇

自由診療や人間ドックも消費税がかかるので、増税は影響大。自由診療や人間ドックを受ける予定があるなら、できれば9月中に受診しておきましょう。8%の時期に先払いできるか、歯科医や病院で確認してみましょう。

衣料品(高額でない) ×

セールがあったり、ネットなどで価格競争があってより安い商品が見つけやすい衣料品は買い溜めの必要はないでしょう。

普段買っている店舗がキャッシュレス決済のポイント還元やプレミアム付商品券が利用できそうであれば、なおさら買い溜めの必要なしです。

ブランド品やジュエリー、高級時計など 〇

ブランド品やジュエリー、高級スーツ、高級時計などは、高額で増税の影響も大きいため、増税前に買うべきものの代表例です。購入の予定がある場合は、ですが。

家電や家具など 〇

テレビやエアコン、洗濯機、冷蔵庫、パソコンなどの家電や、ソファ、ベッド、机、テーブルといった家具などは、高額なので増税の影響が大きく現れます。そのため、買換えのタイミングにあるなら、増税前に買っておくといいでしょう。

秋は家電の機種入れ替えの時期でもあり、前機種が安くなるタイミング。お買い物にもいい時期です。

各種商品券など ×

デパート商品券や図書券、ビール券など各種商品券は消費税非課税。増税前に買い溜めしても全く意味はありません…。

定期券や回数券、前売りチケットなど 〇

電車やバスの定期券や回数券、国内線の航空券や、映画、演劇、スポーツイベント、美術館、遊園地、動物園などのチケットは、9月中に購入すれば、10月1日以降の利用であっても8%のままが適用されます。

回数券には有効期限があるのと、新幹線の回数券は繁忙期には使えないといった制限もあるので、買いすぎないことが大前提。各種チケットも確実に利用する場合に購入するようにしましょう。

なお、ディズニーランドやUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)のチケットや年間パスポートなども、行く予定があるなら9月中の購入がいいでしょう。ディズニーランドは内税で、現在のところ値上げの予定は発表されていませんが(コラム公開後に、10月1日からの値上げが発表されました!)、買う予定なら早めがよさそう。USJのチケットや年パスももちろん、利用予定なら買っておいた方がおトクです!

金地金・コイン等 〇

実物資産でもある金。地金やコインなどで購入する場合、消費税がかかります。購入のタイミングは金価格の動きによっても変わりますが、消費税の影響は間違いなく大きいので、買う予定があるなら、増税前に買った方がよさそう。

そもそも消費税のない国(マカオなど)で買うという方法もありますが…

自動車 ー(△)

現在のタイミングは、いずれにしても車の登録などが間に合わず、すでに10%適用となってしまいます。

消費税が増税されるタイミングで自動車取得税が廃止され、代わりに「環境性能割」が導入されます。燃費によって0%~3%の税金が適用されます。また、増税後は自動車税が1,500~4,500円安くなりますが、それでも、税負担額は車種によっては現在より重くなるものもあります。増税後は車種によって異なるといえます。

住宅 ×

消費増税カウントダウン!増税前に知っトク情報、最終チェック!にまとめましたが、新築住宅や、中古住宅でも業者から購入する場合は、建物部分に消費税がかかりますが、住宅ローン控除やすまい給付金の拡大があるので、あわてて増税前に買う必要はなさそうです。

中古住宅を個人間売買(仲介)で購入するなら、消費税は非課税なのでいつ買っても同じです。ただし、諸費用にかかる消費税は10%になります。諸費用で最も大きなものは仲介手数料【(売買価格 × 3% + 6万円) + 消費税】で、消費税2%のアップにより数万円の差が出ます。しかし、今からではもう間に合わないですね。

■「買い溜め」の時期は後ろ倒し!?

当面の買い溜めは、一部の商品を除いて必要なさそうですが、よくよく見ていくと「第二のタイミング」を意識しておく必要がありそうです。

キャッシュレス決済のポイント還元は2020年6月末で終了するので、ポイント還元で増税分を補っていた物の買い溜めをするなら、まさしくそのタイミングになりそうです。

住宅についても、13年間の住宅ローン控除を適用させたいと考えているなら、2020年12月末までの居住開始が必要です。意外と時間はありません。それを過ぎると、元の10年間に戻ります。

消費増税を機に、自分自身のお金の使い方を見直すきっかけにしたいものですね。

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