【ジャズ生】アルバムづくりの熱気をステージで再現|NF4@銀座BAR MUGEN
“ジャズの醍醐味”と言われているライヴの“予習”をやっちゃおうというヴァーチャルな企画“出掛ける前からジャズ気分”。今回は、フュージョン・ユニット“NF4”。
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NF4は、ワンホーンの4人編成ユニット。フュージョンにカテゴライズされる。
フュージョンとジャズの違いは16ビートと4ビートの違いなどとかつてはいわれていたが、それぞれにヴァリエーションを増やして領域を浸食したため、現在では明確な仕分けはできないと言ってもいいだろう。もちろん、本人たちが「エレクトリック・マイルスをリスペクトしている」とか「ウェザー・リポートを21世紀に蘇らせる!」と言っていればフュージョンと呼ばれることが名誉だし、4ビートへのこだわりが強ければジャズとしてのポジションを尊重しないとタイヘンなことになりかねないので、注意が必要だ。
さてNF4だが、基本はエレクトリック楽器の割合が低く、アコースティック味の強いサウンドとなっているが、レパートリーのジャンルが幅広いという特徴を備えている。ヴァリエーションを広げる方向性をもっていることもフュージョンの特徴のひとつと言え、彼らの柔軟度はそれに当てはまるのだ。
サックスのヒノリンこと日野林晋には、彼が参加しているTKBというユニットで、豪放なのに繊細なプレイに接して魅了されてしまったという因縁があったりしている。TKBが4作目の『BACK IN TIME』をリリースする少し前のことだから、もう15年ほど経っているだろうか。
情報によれば、2013年リリースのファースト・アルバム『Views Of Peace』に続く第2弾のレコーディングを終えたもよう。このステージでは、アルバムづくりのために集中した余韻と、アルバムの予兆となるサウンドという“2度美味しい”ステージを楽しめることになるだろう。
では、行ってきます!