出掛ける前からジャズ気分:早坂紗知 Birthday Concert vol.27

●公演概要

2月26日19:30~

会場:江古田Buddy

出演者:早坂紗知(サックス)、山下洋輔(ピアノ)、RIO(バリトン・サックス)、永田利樹(ベース)、本田珠也(ドラム)/ ゲスト:宇崎竜童(ヴォーカル)

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大学卒業後にUp!というユニットで新宿Pit Innデビュー。 映画音楽やCM音楽も手がける。1987年ハンス・ライヒエル(独ギターリスト)に招かれ初のヨーロッパツアーを行い 「形にとらわれない自由な音作り」と高く評価され、日本人初女性サックス奏者としても世界から注目を浴びる。1990年からNYを中心に活動。 以後もドイツ、オランダ、韓国などのジャズフェスティバルに招聘され人気を博す。 フェローン・アクラフdr、レオ・スミスtp、(故)金大煥per、(故)マル・ウォルドロンp、(故)ビリー・バングvlnなど多くの海外ミュージシャンたちと共演し、 2004年に新しいグループ「MINGA」がジョン・ゾーンのレーベルから世界発売された(自作CDは現在11枚目)。2007年には 韓国テレビでも紹介され、Best盤が韓国で発売された。(故) 原田芳雄&Flower Topのメンバーとして、また、おおたか静流vo、カルメン・マキvo、山下洋輔p、長谷川きよしvo、Think Tankなどジャンルにこだわらずを演奏の場を広げている。

出典:早坂紗知オフィシャルサイト|プロフィール

“淫売屋の音楽”という出自を背負ってきたせいか、ジャズはヴォーカリストを除いて女性の参入障壁が高いジャンルの音楽だったようです。女性の演奏者人口が多いピアノこそこの20~30年でだいぶ目立つようになってきましたが、管楽器ではまだまだマイノリティ。そんななか、1980年代から活動する早坂紗知は、パイオニア的な存在だと言っても過言ではありません。

2月26日の彼女の誕生日当日に行なわれるライヴは恒例で、今年で27回を数えます。誕生日が同じ山下洋輔もvol.5からの常連参加者で、昨年のように海外遠征で日本にいなかった場合を除いては、早坂紗知の熱いサックス・ブロウをますます燃え立たせるピアノ演奏を披露。それも”226”の名物となっています。

今年はさらに宇崎竜童がゲスト。

京都府生まれ。1973年にダウン・タウン・ブギウギ・バンドを結成しデビュー。『港のヨーコ、ヨコハマ、ヨコスカ』『スモーキン・ブギ』など数々のヒット曲を生み出すとともに、作曲家として、山口百恵さん等の多数のアーティストへ楽曲を提供。映画音楽では『駅ーSTATION』(東宝1982年)『社葬』(東映1989年)などで日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞。近年では、担当した劇場音楽にて、第13回、読売演劇大賞の優秀スタッフ賞を受賞。他アーティストへの楽曲提供やプロデュース、自身のライブ活動の他、映画・舞台音楽の制作、俳優等、幅広く活動中。

出典:Ryudo Uzaki Official Website|profile

ワールド・ミュージックからインプロヴィゼーションまで縦横無尽に吹き抜ける早坂紗知のサックスと、Jブルースにおいて作曲面のみならず自らのパフォーマンスでも多大な功績を残している宇崎竜童が、どのように対峙するのかが見ものですね。

♪早坂紗知/白夜

早坂紗知のバンド“Minga(ミンガ)”はワールド・ミュージックを意識したサウンド・コンセプションを有しているが、永田利樹のベースをフィーチャーしたトリオなどのプレイでは、リズムを意識しないアプローチによる即興色の強いパフォーマンスを楽しむことができる。この動画では新澤健一郎がいいキレっぷりを見せているが、Birthday Concertでは山下洋輔がどのようにキレてくれるのか――。楽しみだ。

♪宇崎竜童 欲望の街

宇崎竜童はヒット・メーカーであることは確かだが、シーンのニーズに応える器用な才能があったというよりも、歌詞をどうやって歌い手の身体に染み込ませていくのかを考えているような、不器用なブルースマンとしての面があったような気がしてならない。だからきっと、ジャズも歌えるというスタンスは持ち合わせておらず、ただ彼の「それでも歌いたい」という気持ちがジャズにフィットしてしまうのではないだろうか……。