過去最高気温を記録したサンフランシスコとスマートグリッド

40℃を超えて最高気温記録更新となったたサンフランシスコ

私はサンフランシスコ近郊のバークレーという街に住んでいます。夏場も最高気温は高くて25℃、夜はきちっと15℃前後まで下がる安定した気候が続きます。気温が上がりにくい理由は、朝晩に太平洋から流れ込む分厚い霧が日光を遮るからです。

ところが、9月1日、2日は異常な高温に見舞われました。サンフランシスコ周辺に「極端な熱波」の警報が出されたのです。結果としては、普段冷涼なサンフランシスコでも41.1℃(106F)を記録し、1874年の最高気温記録を塗り替えました。

ちなみに米国では未だに華氏を使っており、日本から移り住むと直感的に分からない単位の1つです。最近では、Google検索、iPhoneのSiriやSpotlight検索などで「華氏106度は摂氏何度?」と聞けば、すぐに「41.1℃」と換算してくれて便利です。

筆者の住むバークレーでも、両日それぞれ40℃、39℃の最高気温を記録しました。問題は、筆者の住んでいるアパートは3階建ての3階で、かつ冷房設備がないことです。他のアパートも例外ではなく、冷房がない家は多いようです。

そもそも30℃を超える日なんて年間通じてあるかないか、という場所で、夏場も昼前までは日が照らないし、夕方になると海風が入って寒いぐらいの場所。そこで1日中太陽が照りつけ、40℃まで上がると、部屋の中の気温も35℃になり、夜まで30℃以上、という状態が続くのです。

それぐらい、40℃という気温が異常だった、ということがおわかり頂けるのではないでしょうか。

Googleが買収した学習するサーモスタット、Nestは数年前、「夏になった!暖房を節約しよう」というフレーズを付けた街頭広告を出しました。サンフランシスコの夏は霧で冷涼となり、むしろ暖房が欲しいぐらいだからです。もちろん40℃の中で暖房を付けたいと思う人はいない、と思いますが。

この熱波が必ずしも気候変動に直結しているとは言えませんが、「うちの大統領は温暖化してない、気候変動は嘘だと言うが、じゃあ1日中その辺で演説しててもらいたいね」と皮肉も聞こえてきました。

3年前は停電したが……

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米国カリフォルニア州バークレー在住の松村太郎が、東京・米国西海岸の2つの視点から、テクノロジーやカルチャーの今とこれからを分かりやすく読み解きます。毎回のテーマは、モバイル、ソーシャルなどのテクノロジービジネス、日本と米国西海岸が関係するカルチャー、これらが多面的に関連するライフスタイルなど、双方の生活者の視点でご紹介します。テーマのリクエストも受け付けています。

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