既存のレジを葬り去るiPadレジキット、$299 - Square Register

$299で販売される、iPadと組み合わせるSquareを活用したレジキット。

 iPhone/iPadのイヤホンジャックに差し込むクレジットカードリーダーで、スマートフォンやタブレットをレジスターに変えてしまうSquareが、いよいよ本格的に、レジスターを葬り去るかも知れません。

 Squareは、Squareカードリーダー、iPad用スタンド、キャッシュドロワー、レシート用のプリンタのキットを発表、お値段$299。これに9インチのiPad 2あたりを買い足せば、お店のレジを構築することができてしまうということです。そして、利用料はトランザクションごとに2.75%もしくは月額$275だけ。

 キットの箱の中身はこちら。

Business Box for Square Registerの中身。
Business Box for Square Registerの中身。

 iPadスタンドは盗難防止もさることながら、Squareのオペレーションで重要です。

 オーダーを受け取る時、カードをリーダーに通すときにiPadを操作するのは店員さんですが、カードのサインをするのは、お客さんの指。そのときにクルッとiPadをお客さんの方に向けてサインしてもらうため、スムーズなオペレーションには欠かせない要素になります。

 SquareはiPadかiPhone、iPod touchをベースに使うため、そもそも端末がワイヤレスです。モバイル通信か店のWi-Fiを使うことができるため、レジはどこへでも持ち運ぶことができます。レイアウトが非常に自由になる点は特筆すべきでしょう。

 また、端末の数が減ること、そして徹底的にペーパーレスのオペレーションになることで、お店側の負担も軽減されます。なにより、高いレジスターとカードリーダーの導入費用、決済のアカウントを開く手間がなくなります。

 そして、Squareのアカウントを介した店舗と顧客のエンゲージメントへの効果を発揮するフェイズへと、発展していくことも見込むことができます。

 すでにSquare Walletというアプリで位置情報を活用したキャッシュレス、カードレス、さらにはスマホレスの決済の仕組みも提供し始めており、既存の店舗の導入メリットを高めながら、こうした新しい支払いの方法、そして顧客との関係作りの方法へと着々と道筋を固めています。

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。テクノロジーを活用した新しい学びを研究・ビジネス化するキャスタリア株式会社取締役。

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米国カリフォルニア州バークレー在住の松村太郎が、東京・米国西海岸の2つの視点から、テクノロジーやカルチャーの今とこれからを分かりやすく読み解きます。毎回のテーマは、モバイル、ソーシャルなどのテクノロジービジネス、日本と米国西海岸が関係するカルチャー、これらが多面的に関連するライフスタイルなど、双方の生活者の視点でご紹介します。テーマのリクエストも受け付けています。

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