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「Do you have juice?」と聞かれたら?

松村太郎ジャーナリスト/iU 専任教員
Duracell PowerMat。白とシルバーのデザインに進化した。

飲み会で「Do you have juice?」と聞かれたら、皆さんどうしますか?

手元にあるオレンジジュースを差し出して「飲んでも良いよー」なんて言っても首を傾げられてしまいます。Juiceとは米国の俗語でバッテリーのこと。スマートフォン化でコミュニケーションとそれ以外のことも担う重要なツールになった反面、夜にもなるとバッテリ切れを起こし始めて不安になるのは日本も米国も共通の話。

こういわれたら、もし外付けバッテリーを持っていれば、貸してあげると良さそうです。

LTE等の通信インフラと共に、バッテリーのインフラが整うと、もっと都市内の生活が快適になるかも知れません。そんなイメージを想起させてくれるのが、米国・ニューヨークのタクシーの中にあるデジタルサイネージで見たバッテリに関するカッコいいコマーシャル。Jay-Zを起用したDuracell Power Matの映像です。

街ゆく人それぞれに、スマートフォンのバッテリ残量が重ねられている点は、スマートフォンを使っている人であれば直感的に納得できます。夜のバーともなれば残量不足の人が多め。電池が少ないと、どことなく不安になってしまって、スマートフォンをいじるのを控えたりしますよね。にっちもさっちもいかないとき「Do you have juice?」と聞くことになるわけです。

Power Matのジャケットを装着したiPhoneを持っている人は、Power Mat対応バーのテーブルに置くだけで充電され、100%に回復しているところは面白い表現だと思いますし、このワイヤレス充電のインフラが整ったら良いな!と思わせてくれるところが上手いな、と。

ハッキリ数値や色で表現されるスマートフォンの電池残量に気遣うように、自分の健康状態や飲み過ぎサインなんかも可視化した方が良いんじゃないか、とすら思います。

日本にもワイヤレス充電のスマートフォンはたくさん登場していますが、日本のパナソニックなどが推しているQiとは別の模様。しかしワイヤレス充電がある生活を、クールに演出しているPower Matのように、これが普及したら何が起きるか?という未来を見せてくれると良いな、と思いました。

ジャーナリスト/iU 専任教員

1980年東京生まれ。モバイル・ソーシャルを中心とした新しいメディアとライフスタイル・ワークスタイルの関係をテーマに取材・執筆を行う他、企業のアドバイザリーや企画を手がける。2020年よりiU 情報経営イノベーション専門職大学で、デザイン思考、ビジネスフレームワーク、ケーススタディ、クリエイティブの教鞭を執る。

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