ゴスペラーズ ビッグバンドと一夜限りのセッション あの音楽祭の興奮と感動を、音楽番組で再現 

ゴスペラーズ×笹路正徳×ビッグバンドサウンド=高崎音楽祭

毎年、群馬県高崎市で行われている、今年で30回目を迎えた「高崎音楽祭」というイベントをご存知だろうか。毎年約3週間、様々なアーティストがラインナップされる一大イベントで、中でも今年で4回目の出演となる、デビュー25周年を迎えたゴスペラーズが行うビッグバンドコンサートは、特に人気が高い(今年も10月5、6日に行われた)。ビッグバンドのゴージャスなサウンドをバックに歌うゴスペラーズのライヴは、なかなか観る事ができない。そのバンマスを務めるのが、高崎市出身の音楽プロデューサー・笹路正徳だ。ゴスペラーズが絶大な信頼を寄せる笹路が、「『高崎音楽祭』でのゴスペラーズのビッグバンドコンサートは、一夜限りの非常にもったいないイベントで、たくさんの人に観て欲しいと思っていたので、今回の放送は非常に有意義」という言葉通り、ゴスペラーズ×ビッグバンドのセッションが、“時を超えた、ここでしか聴くことができないサウンド”がコンセプトの音楽番組『Sound Inn “S”』(BS-TBS)で実現した。オリジナル、カバー曲を、笹路の手による、この日限りのアレンジで披露し、『高崎音楽祭』での熱のあるセッションを再現。日本を代表するボーカルグループとして、そのコーラスの美しさ、卓越した表現力で、圧倒的な“歌ヂカラ”を見せつけてくれた。

名曲「永遠に」が、ビッグバウンドサウンドで、また違う表情を見せる

村上てつや
村上てつや
黒沢薫
黒沢薫

1曲目はゴスペラーズの代表曲のひとつ「永遠に」(2000年)。ドラム、ベース、ギター、パーカッション、ピアノに、トランペット、トロンボーン、サックスという金管を加えた17人編成のスペシャルバンドが奏でる音と、村上てつや、黒沢薫、北山陽一、安岡優、酒井雄二の5人のハーモニーが重なると、「永遠に」がいつもと違う表情を見せる。ビッグバンドサウンドの魅力について村上は「ゴージャスな部分と、繊細なハーモニーの部分を最大限に引き出せるスタイル」といい、その言葉通り、抑え目でクールなビッグバンドサウンドと、笹路のピアノの優しい音色が、5人5色、一人ひとりの声の、そしてそれが重なった時のハーモニーの輪郭を、よりはっきりと映し出す。

「いい意味でもっとアグレッシヴにやりたい」

北山陽一
北山陽一
安岡優
安岡優

2曲目は20周年の時にヒャダインこと前山田健一が作詞・作曲・プロデュースを手掛けたシングル「SING!!!!!」(2014年)を披露。「僕達はどちらかというと、しっとりというかアコースティック向きと思われがちなんですけど、もっといい意味でアグレッシヴにやりたい。ビッグバンドサウンドをバックにアグレッシヴにやるスタイルが、合っているいると思う」(村上)というように、この曲は心躍るようなビッグバンドサウンドと、5人の声と“強いハーモニー”が印象的だ。美しさと力強さを併せ持つ5人のハーモニーは、バラードやスローテンポの曲もいいが、実はアップテンポのサウンドで、さらにその“威力”を発揮すると再認識させられる。

「ゴスペラーズはリードボーカルが5人集まったようなグループ」(笹路)

酒井雄二
酒井雄二
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3曲目はスティーヴィー・ワンダーの名曲「Isn't She Lovely」をカバー。「4年前、笹路さんと『高崎音楽祭』で共演できることになって、すぐにこの曲が思い浮かびました。笹路さんがマリーン(ジャズシンガー)さんの1stアルバム『ファースト・ラブのように』(1981年)で、この曲のアレンジを手がけていて、メロディのないところでかなりアグレッシヴなアレンジを施しているんです。初めて聴いた時、度肝抜かれて、ビッグバンドサウンドの味付けでやったら楽しめると思い、お願いしました」(村上) と、笹路のアレンジに衝撃を受けたことを教えてくれた。ユニゾン~ハーモニー、フェイク、ソロの声の美しさ、そしてまたユニゾン~ハーモニーと聴かせどころ満載、5人の魅力を120%感じる事ができる。

ゴスペラーズについて笹路は「リードボーカルが5人集まったようなグループで、間口を広げて多彩な音楽性で、楽しいステージと音作りをしている。とにかく練習の鬼で、努力を惜しまない」と語り、日本を代表するボーカルグループの魅力と、その“強さ”の理由を教えてくれた。

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ゴスペラーズとビッグバンドの豪華セッション、『高崎音楽祭』の“熱”を垣間見る事ができる『Sound Inn “S”』(BS-TBS)は、11月16日(土)18時30分からオンエアされる。

BS-TBS『Sound Inn “S”』オフィシャルサイト