NYの大手エージェンシー「CESD」、上海最大手モデルエージェンシー「ESSE MODEL」と契約

元宝塚歌劇団宙組のトップスターで女優の和央ようかといえば、2014年3月に世界的な作曲家・フランク・ワイルドホーン氏と電撃結婚し、ファンを驚かせ、現在はニューヨークと日本を行き来しながら、活動を続けている。仕事で世界中を回る夫に寄り添い、「自分が更に成長でき、夫を輝かせる存在でいたい」と夫をサポートする事で、自分もさらに輝きたいと以前語っていたが、先日、そんな和央が、ニューヨークの大手エージェンシー「CESD」と、そして上海最大手のモデルエージェンシー「ESEE MODEL」」と契約し、モデルとして世界デビューするというニュースが飛び込んできた。早速、帰国していた和央に、なぜ今モデルデビューしたのか、そして変らぬ美しさの秘訣、12月に3年ぶりに行うディナーショーについてなど、色々な話を聞かせてもらった。

「夢を持ってみようと思った。年齢に囚われず、結婚したからといって枠にはまることなく、自分らしさをもっと発信できたら」

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「今ニューヨークに住んでいるので、ニューヨークで、日本では挑戦できなかった事をやりたいとずっと思っていました。たまたま2年前の「ニューヨークファッションウィーク」で、新進のデザイナーさんのショーに出る機会をいただいて、それをきっかけにモデルのお仕事にも力を入れたいと思いました」――常に何かにチャレンジし続けたいという表現者としての強い気持ち、そして“使命感”もモデルシーンに飛び込んだ大きなきっかけになっている。「ショーでランウェイを歩いた時、モデルの中でアジア人は私ひとりで、しかも周りはティーンエイジャーのモデルがほとんどで、それでも出していただけるという事は、ダメで元々でもできる事がある、夢を持ってみようと思いました。年齢に囚われず、結婚したからといって枠にはまることなく、もちろん結婚生活は楽しいのですが、本来の自分らしさをもっと発信できたらいいなと思いました。年齢というものが、女性にとって気になるものであるならば、自分と同世代の方に「あの人がこの年からこんな事ができるのであれば、自分達ももっと輝けるはず」と思ってもらえるきっかけになれば嬉しい」。

舞台に育てられ、立ち続けている表現者は、人に夢や希望を与える事を、舞台以外でも常に考えている。彼女もその一人だ。

夫の言葉も後押ししてくれた。「彼は私が私らしく輝いている方がいいと、モデルをやる事に大賛成してくれました。海外ではTAKAKOという名前でモデルをし、日本では和央ようかとして舞台に立ち、パブリックフィギュア的なところで活躍してこそ私だと思ってくれているようです」。世界から注目を集め続けるニューヨークのモデルシーンと、急激な成長を遂げている上海のモデルシーン、その両方でTAKAKOとしてショウやイベントに積極的に出演し、新たな道を切り拓いていく。

「感覚が子供なので、不可能な事やマイナスの事を考えない。年下の人達と一緒にいる時も、自分も同世代と勘違いして(笑)一緒に楽しんでいる」

174cmという長身、スタイルの良さは言わずもがなだが、そのスケールの大きさはオーラとなって表れ、まさにアジアンビューティーを地でいく、眩しい存在だ。その美貌、プロポーションを保つために大切にしている事を聞くと、意外な答えが返ってきた。「ニューヨークにいる時はできるだけピラティスに行ったり、時間の許す限り歩いています。歩く事が一番いいと思う。それと、人に会う事。自分よりも年下で、楽しい人達と話をしている時、年齢は全く気にせずたくさん笑っているのがいいと思っています。若い方としゃべっていると、自分も同じくらい若々しいと勝手に思い込んでいるのだと思います(笑)。たまに自分で、あ、年上だったって気づく事もありますけど(笑)。逆に自分と同世代の人と話している時は、先輩と話をしているみたい(笑)。私は感覚が子供なので、不可能な事や、年を取ったから疲れるとか、体力が落ちた、代謝が落ちたとかそういうマイナスな事は全く考えないです」と、運動はもちろん気持ちの持ち方、考え方が大切だと教えてくれた。

宝塚時代から変わらない”鈍感力”が”武器”

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それは宝塚時代から変わらない“鈍感力”だとも教えてくれた。「宝塚時代も、同世代の人から「なんか最近疲れやすくなったよね」って言われても、いつも疲れていたのでその感覚がわからなかった(笑)。全てにおいて鈍感力があると思います。でも鈍感力があるけど、体重計に乗る回数が多いとか、極端なんです。常に“今日の自分”を知ろうという感覚が強いです」と、自分の事を常に気にする事で、自然に自分を追い込んでいる。彼女は一泊旅行にも「ダイエットができないので、せめて己を知ろうという考え」で体重計を持って行く。「ヘヴィな夕食を食べる時「こんなので太るわけがない」と思うようにしています(笑)。人間は脳に支配されていると思うので、思い込みで逆らう(笑)」と、独特の発想でダイエットと楽しみながら、戦っているようだ。

和央はミュージカル、コンサート、モデルと活躍の場を広げているが、自身の中でそれぞれのエンターテイメントの存在は、どういうものなのを聞くと、「共通しているのは昂揚感と達成感がたまらない事だと思う。それと、よく舞台はエネルギーをすごく使うとか、吸い取られるという話を昔から聞いてきましたが、それだと疲れるので(笑)、私はエネルギーを吸収させていただきます、そして放出します、そうやってお互いハッピーになりましょうという考え方でした。お客さんの前に立つと、特別な力をいただけて、でもそれは舞台だけではなく、撮影でもそうです。スタッフ皆さんが力を一つにして支えてくれるものに感動します。一枚の写真を撮るために、一回の舞台をやるために、どれだけの人が動いているのか、そしてそのスタッフの方と、私との総合芸術だと思っています。みんなで作る事が好きなんです」と、明快な答えが返ってきた。

「緊張するタイプなので、「誰も期待していない」と楽な気持ちでやった方が、本来の力を発揮できると思っている」

作り手と、観客、たくさんの人の想いが一つになっている、その中心に立つのが表現者、和央だ。客性からもステージからも想いを感じ、それが重圧となってのしかかってくる事はないのだろうか。「そう考えると倒れそうになるので、前からも後ろからも支えてもらっているので、立っているだけでいいんだと思うようにしています。私はすごく緊張するタイプなので、誰も私に期待していないとか、暗示にかけて舞台に出ています(笑)。ひどい時は「誰も観ていない」とか(笑)。どんどん緊張する方向に持っていくと、本来の私の良さもなくなってしまうので、もっと楽に考えてやった方が、実力に近いものが出せると信じています」。

この考え方も宝塚時代から変わらない。現役当時は開演の3時間前に会場入りして、すぐにメイクなどの準備をして、開演前までの30分は何もしない、ゆったりと過ごせる自分の時間を絶対に確保し、色々な雑念を払い、“普通に”過ごしていたという。そうやって実力を余すことなく発揮してきた。「本来のんびり屋さんなのでギリギリで動きたくなくて、早めに準備して、暇な時間にぼーっとしたいタイプです。撮影や収録の待ち時間が嫌という人も多いのですが、私は永遠に待てます(笑)。でも自分が待たれているのは嫌なんです。舞台をやっていなかったらもっとゆっくり生きていたと思う。そう、“スローせっかち”だと思う。のんびりしているけど、なんでも早くしないと気が済まない。緊張するという事は、本人の“欲”なのかもしれないとも思います。頑張りたいとか、よく見せたいとか、そういう欲が緊張を生むと思っています」。

3年ぶりのディナーショーでは、夫である世界的音楽家フランク・ワイルドホーン氏が、和央のために作曲・アレンジした曲も披露する予定

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12月には2014年以来、3年ぶりにディナーショーを開催する。12月14日ニューオータニ大阪、同18、19日リッツカールトン東京の、計3公演が予定されている。「ディナーショーでファンの方達と一年を締めくくれるのは、素直に嬉しいです。3年前は結婚していなかったので、結婚してつまらなくなったと言われないように、いい感じで変わったねと言われるように頑張りたい。ディナーショーは、お客様を見るとウキウキします。もちろんコンサートもそうなんですが、ディナーショーってもっとラグジュアリーで、ドレスアップをして、楽しむぞ!という気持ちで来てくださるので、それを見るとキュンとしてしまいます。みんなが主役になれる、独特の魔法があると思う」。

夫でもあるフランク・ワイルドホーン氏が、今回のディナーショーのために作曲、アレンジしたクリスマスソングや、ミュージカルの名曲も披露する予定だ。良質な音楽に囲まれた環境の中で生活をしている和央は、常に刺激を受け続けている事になる。自然と体の中に入り込んできている音楽、エンターテインメントへの熱が、これからのステージでは薫ってきそうだ。「3年ぶりのディナーショーなので不安ですが、彼に「例えしばらくステージから離れていても、TAKAKOはそこの人間だし、今誰よりも世界のトップアーティストの音楽を聴いている環境にいるのだから、それはどこかに生きているはず」と言われ、確かにそうだなと思いました。あらゆるジャンルのアーティストの音楽はもちろん、一流のクリエイターの方達の情熱にも触れてきているので、自分の中にそれが入っているといいなって、期待せずに楽しみにしています(笑)」。

「家族のように応援してくれるファンに甘えすぎないように、いい意味で期待を裏切るものを見せていきたい」

どこまでも自然体だ。子供のような心を持った自然体の彼女に惹かれるファンが多い。「私のファンの方は、家族のように応援してくださる方が多いので、そこに甘えすぎないようにしなければいけません。本当にありがたいと思いますし、ファンの方に楽しんでいただきたいのですが、私に興味がない方が観ても楽しめるものを、媚びずにやっていかなければいけない。ファンの方のニーズというか、欲しいと思って下さっているものだけに応えるだけではよくないと思うし、自分の成長が止まってしまうと思うので、いい意味で期待を裏切るようなものを見せていきたいです」。

真のスターは、変らない部分を大切にしながらも、変わる事を恐れない。進化を続けながら、観ている人、聴いている人に夢と希望を与え続けていく。年を重ね、ますます美しさを増す和央に、世界が注目している。

和央ようかオフィシャルサイト

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