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松本人志さんの週刊誌報道、同じお笑いの世界に生きる芸人たちはどのように反応したか #専門家のまとめ

田辺ユウキ芸能ライター
(写真:Splash/アフロ)

2023年12月27日に週刊誌『文春』で性的行為の強要について報じられた、ダウンタウンの松本人志さん。

松本人志さん本人は記者の直撃取材に対して出来事を否定し、所属している吉本興業も事実に反するとして「取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定」と声明を発表しました。一方『文春』側も報道内容について「十分に自信を持っています」と反論。両者の意見が真っ向から対立していることもあり、各メディアは現状を伝えるにとどまっています。

ただ同じお笑いの世界に生きる芸人の一部の方は「まったく反応しないのも違和感がある」という風になにかしら触れる形をとっています。前述したように意見が食い違うなか、憶測を口にするのは好ましくありませんので、下記で紹介する田村淳さんのような捉え方は妥当だと思われます。今回は同件を整理する意味でも、お笑い芸人のみなさんの反応をピックアップしてまとめました。

▼田村淳さんは事実が分からない現時点で「考察すること」を疑問視、その上で同件関係者に向けられている誹謗中傷の酷さを危惧

▼今田耕司さんは自身の経験も踏まえた上で、報道された松本人志さんの発言などに「僕は聞いたことがないです、松本さんから」

▼爆笑問題・太田さんは『新春!爆笑ヒットパレード2024』に生出演し、松本さんへ「一緒にお笑いやろう」とメッセージ

▼おぎやはぎ・小木さんは、取材の後日の松本人志さんの態度に「(取材)受けてたんだよね。で、『M-1』であの感じ出せんだよ」

▼ほんこんさんは「どっちを庇うとかはない」とした上で、「法治国家なんですから、白日の下にさらした方が」と意見を述べました

お笑い芸人のみなさん以外では、たとえばフリーアナウンサーの古舘伊知郎さんは「事実が分かってからコメントをするというのは逃げだと思っています。政治家のくだらない答弁と同じ」とコメントしたと報道されています。これからどのようになるかはまだ分かりませんが、2024年の芸能界を大きく揺るがす出来事になることは間違いない同件。そのため、それぞれのスタンスも現時点ではさまざまです。一方、若手芸人のみなさんからはこういった意見などは聞こえてきません。やはり意見が食い違っている今の段階ではなにか言いづらい(言う機会もない)のが正直なところなのではないでしょうか。

芸能ライター

大阪を拠点に芸能ライターとして活動。お笑い、テレビ、映像、音楽、アイドル、書籍などについて独自視点で取材&考察の記事を書いています。主な執筆メディアは、Yahoo!ニュース、Lmaga.jp、Real Sound、Surfvote、SPICE、ぴあ関西版、サイゾー、gooランキング、文春オンライン、週刊新潮、週刊女性PRIME、ほか。ご依頼は yuuking_3@yahoo.co.jp

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