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<ガンバ大阪U-23>連勝を目指したY.S.C.C.横浜戦は1−2と惜敗。

高村美砂フリーランス・スポーツライター

●宮本恒靖U-23監督

連勝しようと試合に入ったので結果に関しては残念に思いますが、ゴール前に入っていくとか、迫力を持つとかっていう部分に関して、改善してきたところはたくさんみれましたし、0−1から1−1にしたところだったり、1−1の時間帯の戦い方とか、っていうところはポジティブに捉えています。ただ、失点に関しては若さがでたり、個人に働き続けているところが出たと思いますし、そこをやり続けていくしかないのかなと。ただ全体を通しては残念ではありますけど、個々をを育てるという観点からいうとポジティブにとらえています。

ー開幕から苦しい状況が続いています。改善しているところはあるとおっしゃいましたが、この苦しい場を選手にとってどういう場だと感じているか、また、宮本監督はどういう風にこの場を捉えていらっしゃいますか。

2つ目の質問からお答えすると、得点をとれなくて、とるためにやってきていると。その練習の成果は出ているところはすごくあると思います。そこは改善できている点で、勝ち負けというところでいうと、やはり最下位のチームに負けたというところで勝たなければいけない試合だったと思います。これは新体制会見の時にもお話ししましたけど、結果と育成というところを、両方あげていく難しさは感じていますし、それは開幕前からも、開幕してからも感じていますし、ただ練習を振り返った中で開幕当初、立ち上げの頃というのは、中原や森あたりしか目立っていなかった練習でも他の選手もこなせるようになってきているし、そこに関しては成長しているのかなと。1つ目の質問に関しては、選手は自分たちの成長をチームの結果につなげるためにやっていると思います。ただ、今このU-23のメンバーでやっている中で例えば、経験豊富な選手のプレーを間近に感じることができないというところでいうと、選手はもう少し…例えば、トップの選手との練習が少しでもあると、学べるところはあると僕も思っているし、そういう話も聞きますし、そういった時間を今後またとれれば選手の成長に繋がっていくとも思います。

ー負けたとはいえ、1点取られたあと迫力のあった攻撃が続いた。同点にしたあとも逆転できるかもという展開に持ち込めた。だいぶ押し込んで人をかけた攻撃ができてきたのは収穫でしょうか。

相手も引いた中でというのもありますが、人をかけて崩しきる質であったり、リスクマネージメントの部分はやっぱり目立ちましたし、そこで一瞬の流れを感じながら、選手も…いい流れの時にいい流れを続けられるようなサッカー、休まない、テンポを落とさないというころは、求めていこうという話はしました。ただ1ー2になったあと、少しメンタル的に落ちたところもありましたが、少しまたギアがあがったところに関してはいいと思います。ただ、やっぱりこのあいだの試合もそうですけど、勝たないと得られないものもあると思いますし、選手はそれも感じていると思います。

ー今日センターバックの左右を入れ替えましたが、理由は?

本人たちがやりやすいように、ということです。(サイドとのバランスとかそういうことではないですか?)ではないです。

●DF中原彰吾

点を取れていなかったので取れたのは良かったですが、取られ方が悪くて失点につながっているのでそこの精度と、守備陣としてはしっかりそこを守りきれるようにしなければいけないと思います。(失点のシーンは個の対応の甘さも見られました)そうですね。もっと一人一人のレベルをあげていかないと戦えないので、苦しいですけど自分のやれることはしっかりやりたい。しっかり潰しておかないといけないところで潰せていないですしまだまだ甘いなと思います。(連勝できればチームが乗っていけるところでしたが)そうですね。試合はまだ続くので切り替えてまた次の試合に向けてしっかり準備したい。ホームでなかなか勝てないのも…自分たちの力のなさだと思うので、まずは勝てるように頑張りたいです。(攻撃は少し作れる形は増えてきたように思いますが)練習から連動性とか出てきて、いい流れの時はよく…みんなそういうのはうまいので繋がりはするんですけど、試合で多少は繋がっても最後のところでやっぱりずれてしまったり、あ〜ってなっちゃうところが多いからそこの精度はもっとあげないといけないと思います。

●MF妹尾直哉

(結果的に敗れましたが追いつけたのは収穫だと思いますが)追いつけたのは良かったですけど、トップの人たちはそこからボールをまわしたり、相手を食いつかせたりしてゲームをコントロールするのがうまいので、そういうところは僕たちは足りない。年齢的に上の僕とか上の選手がもっと引っ張っていかないといけないと思っています。(追いついたあと、かなりいい形で逆転してもおかしくない流れを作ることができた)そうですね。あそこで決めきれれば試合の流れも変わったんですが、そういうところで決めきる力もトップチームに比べたらまだまだ足りないなって思います。(得点場面はレオくんによると妹尾くんが剥がしてくれると信じて出したと話していましたが)一度もらえるタイミングで出てこなくて、次のもらえるタイミングで出てきたし、1:1というのはわかっていたので、そこで自分の特徴であるドリブルでは仕掛けることができていい形で取れたんだと思います。(これまでああいう大きなチャンスで決めきれないことが多かった中で今回決められた理由は?)コンディションは自分の中でもあがってきていると思いますし、膝を痛めていたけどその状態がよくなったのもありますし、そこですかね。自分の中では特に変えたり意識していることはないです。(気持ち的には楽になりそうですか?)そうですね。自分としては楽になりましたけど、チームを勝たせられていないのでそういう貴重なゴールを決めたいです。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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