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<ガンバ大阪>2ndステージ、ホーム初戦はパトリックにゴールも生まれ、白星で飾る。

高村美砂フリーランス・スポーツライター

2ndステージのホーム開幕戦となった、ベガルタ仙台戦。MF遠藤保仁のフリーキックにあわせたDF米倉恒貴のヘディングゴールで先制したガンバは、1-0で前半を折り返す。追加点が欲しい後半、54分に仙台に同点ゴールを許し追いつかれたものの、65分にピッチに立ったFWパトリックが78分、MF倉田秋のドンピシャのクロスボールにあわせて今季初ゴールを頭で決め、逆転に成功。その後アディショナルタイムにもFWパトリックが追加点を奪い、ガンバ大阪が3−1と勝利した。試合後のガンバ大阪監督、選手のコメントをお届けする。

●長谷川健太監督

ホームで勝利をおさめることができて大変、嬉しく思っています。本当に選手がサポーターのために戦ったことで、2ndステージのホーム開幕戦で勝利できたと思っています。。1stステージ、仙台のホームで戦った試合は、相手が非常にアグレッシブに入ってきていたことも踏まえ、立ち上がりの入り方を選手にも伝えて、意識して入りました。どちらも集中した序盤戦になった中でセットプレーから先制できたのですが、そのあと前半は受けてしまったというか、特にトップ下がボランチに引っ張られたりしたこともあり、相手のボランチにプレッシャーがかけられなくて、少しラインがさがってしまっていた。また、前半は少し離れた位置からのミドルシュートで終わっていましたが、後半、これ以上下がってしまうと危険なエリアでシュートを打たれると思ったので、もう少しDFラインをあげていこうという話もしました。展開としては、そんなに悪い展開ではなかったんですが、ここ最近の仙台戦は、先制して最後においつかれて引き分けで終わっている試合が2年くらい続いていたので、ハーフタイムにもそういう話をして「もう1点獲りに行こう」ということと、もう少しアグレッシブにいこうと伝えました。追いつかれた展開の中で、よくパトリックが決めてくれました。ここ最近、FWに得点がなかったし、複数得点をして勝っているとはいえ、なかなか勢いが出て来ないところもあったので、途中から出たパトリックが2点獲ってくれたのは、攻撃陣の活性化という意味でも非常に期待のもてる得点だったと思います。前回同様、これを継続して行けるかどうか、これを継続していかなければ上位争いに割って入ったり、セカンドステージでチャンピオンになることができないと思っているので、次の大宮戦もまた集中して戦っていきたいと思っています。

ー井手口選手の投入シーン。最初に交代を予定してい遠藤選手ではなく、大森選手を交代した理由を教えて下さい。

単に晃太郎が疲れていたので。晃太郎に「大丈夫か?」と聞いたら「少し、きています」ということだったので代えました。ヤットのほうが体力的には当然、奪われているところもあったと思いますが、調整できる選手ですし、あの展開で途中で晃太郎が動かなくなってしまったら難しくなるなと。前回の鹿島戦は途中で交代させたら、試合後のコメントで「まだまだ元気です」と言っていたのを何かで読んだので、今日はいけると思って引っ張ろうと思ったら、今日は本人からダメですと言われたので、かえました。

ー苦しんでいたパトリック選手にゴールが生まれた。この先、改めて期待することは?

パトリックは居残り練習でヘディングシュートを何本もやらせていましたが、パトのために何人もスタッフがつきあっていたし、選手のみんなも一生懸命クロスをあげてくれて…それも本人たちの練習にもなるんですが…みんながなんとかパトにゴールを獲ってもらいたいという思いでつき合っていたし、彼にもおそらくそういう思いがしっかりと伝わったんだと思います。ただ、調子にのってもらったら困るので、引き続き、しっかりと準備をしてもらいたい。前半戦で…頑張ってはいましたが獲れなかった分や、みんなの想いを次の試合、その次と、引き続き連続して出して戦ってもらいたいと思います。本当にパトのために…居残りでつき合った想いというのは忘れないでほしいです。引き続き、地道に努力して、どんどん結果を出し続けてもらいたいと思います。

●MF大森晃太郎

(すごい運動量でした)いや…阿部ちゃんがすごいです。阿部ちゃんをみて感動すら覚えたくらいです。阿部ちゃんのプレーに、みている僕が気持ちよくなりました。今日は立ち上がりから、前からしっかりいこうと話していたし後半、押し込まれる展開はありましたけどみんなできっちり守れたので良かった。この2試合、ベンチ組も含めて18人、ベンチ外の選手も含めて、みんなで戦えているなっていう感じがあります。それが今のガンバの良さになっているんだと思います。

●FWパトリック

どの選手もそうだし難しい期間を過ごす事はあるもの。でもそれをくぐり抜けるのも日々の練習が大事になってくる。ガンバにきてから手を抜いて練習したことはないし、今日の得点をきっかけにまた得点がうまれることを期待しています。(決まった時の気持ちは?)サッカーをはじめてこんなに長い期間得点をとれなかったのは初めてだったのですごく嬉しい気持ちになりました。やっぱり僕自身にも常日頃、きっちり点を獲らなければいけないと要求していたし、監督やスタッフがサポートしてくれて信じてくれたこと、選手の仲間のみんなが僕のことを信じてくれて、サポーターのみんなが常に諦めずに僕の応援をしてくれたことがすごく力になりました。(監督がみんなでパトのために居残り練習につき合ったといっていました。いつくらいから居残り練習をしていたのですか?)ここ1週間半くらいはしていたと思います。その中では選手のみんなも手伝ってくれていたし、とにかくクロスのところをやっていますが、結果、ヘディングで点を獲れて、練習後、自主的にやらせてもらったトレーニングが結果に繋がった。日々の練習は裏切らないと改めて感じました。(入ってすぐにチャンスがあったあとに決められなかったですが、そこで何か過ったことはありますか?)あそこは自信をもってシュートを打ったのでネガティブに考えることはなかったです。やっぱり日々、トレーニングをしているので、その中で自分が自信を持ってやったことについてはネガティブにならないようにしているし、あの場面でも個人的なことだけではなくチームのことを考えて選択し、チームの勝利を優先して考えてシュートを選んだので。これからもチームの勝利のためにきっちりと仕事をするっことを心掛けたい。(1点獲って2点目も生まれました。気持ち的に楽になったところもあったのでしょうか)1点獲ってから背中にかかっていた重さは少しとれた気がします。その中で2点目がとれましたが、これに満足せずに日々のトレーニングをしっかりしてまた点が取れるようにしたいと思います。自分自身、僕の事を信じてるし、もっとガンバのためにできることはあるはず。ガンバで長くプレーしていますが、サポーターのみんなも僕がもっとできると信じてくれていると思うので、その気持ちに応えたいと思っています。

●DF丹羽大輝

夏場のきつい連戦が始まる最初の試合ということで、鹿島のあとも次が大事と言っていたし、そこで3−1で勝てることができてよかった。(パトリックにゴールが生まれた)本人が一番安心したでしょうし、僕らも獲ってほしい気持ちでいたので良かったです。ガンバは夏場以降調子があがってくるという中でパトの得点というのは本当に大きい。1点目はパトらしいシュートでしたが、2点目はいままで練習でもみたことのないような左足のシュートを試合で観れてびっくりしました(笑)。パトにゴールが生まれたことで、間違いなくチームは勢いづくと思います。ただいつも言っていますが、前半戦はいい試合の後に悪い試合が続いていたので、この良い試合を1試合でも多く続けて、年間順位、2ndステージ優勝を目指していかなければいけないと思っています。また連戦で大宮、福岡戦があるので勝って喜ぶのは今日だけにしてまた明日の練習からしっかりやっていきたいと思います。湘南、名古屋戦とリードしてからの展開が課題でしたが、鹿島、仙台戦はリードしてからの展開がだいぶ自分たちでゲームコントロールできている。少し、一昨年の優勝したときのいい感じのときに近づいているのかなと思うので、この流れをしっかり継続していきたい。(後半のラインコントロールについて)絶対にさがらないようにだけはして、裏をとられても僕らの責任というくらいの感じにして、前がプレッシャーにいきやすいように、1メートルでも2メートルでもこまめにあげることで相手に少しでも窮屈な状況をつくって、中盤がプレッシャーにいきやすいように、前がプレッシャーにいきやすいような状況を作るのが僕の役割だと思っていたし、ヒガシ(GK東口順昭)とも話して絶対に下げずにやっていこうと話していたのでそれがうまくはまって、後半は殆ど決定機もなかったし、ミドルシュートも打たれなかったと思います。単に勝っているのではなく、前半戦の教訓をしっかり活かして修正でしながら勝てているという意味で、僕としてはすごく手応えのある試合でした。

●MF倉田秋

(逆転ゴールのアシストのシーンについて)ファウルでもいいからぶっ飛ばしてマイボールにしてやろうと思っていました。あとは抜いた瞬間に落ち着いてパトをみてあげました。決めてくれて良かったです。(連勝について)言っても1stはよくなくて上位と結構、離されているし、今日も上位は勝ってしまっているので、でも僕らも連勝していけば何かが起きると思うので、それを信じて、暑い中での戦いをしっかり勝っていきたい。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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