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中東の政治に神が降り立った週(2)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

それではアラブ世界は、この歴史的な敗北に、どう向き合ったのだろうか。一つの対応はパレスチナ・ゲリラの台頭であった。エジプトのナセル大統領がイスラエルを打ち破ってパレスチナを解放してくれる。多くのパレスチナ人の期待であった。しかし、この敗北によってナセルの星が堕(お)ちた。故郷を取り戻すために、パレスチナ人は自ら戦うしかないとの覚悟を固めた。ヤーセル・アラファトに代表されるパレスチナ・ゲリラの活動が、その後の中東を揺さぶることになる。このアラファトの組織が現在のパレスチナ暫定自治政府に引き継がれている。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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