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火の国サラマンダーズが2連覇!九州アジアリーグ代表で「独立日本一」決定戦へ

田尻耕太郎スポーツライター
リーグ連覇を果たしファンとも一緒に喜んだ(火の国サラマンダーズ提供)

 プロ野球独立リーグ「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」の公式戦が15日に福岡県飯塚市の筑豊緑地球場で行われ、優勝マジック1としていた火の国サラマンダーズが福岡北九州フェニックスとの打撃戦を14-9で制して、創設初年度に続く2年連続2度目のリーグ優勝を決めた。

 火の国は独立リーグ日本一の座をかけて、9月30日と10月1日に行われる日本独立リーググランドチャンピオンシップ2022(熊本・リブワーク藤崎台球場で開催)に出場する。

【9月15日 ヤマエ久野 九州アジアリーグ 筑豊緑地球場 225人】

火の国 `041000423 14

北九州 `140010030  9

<バッテリー>

【火】松江、〇猿渡、石本、橋詰、西島――西、深草

【北】金本、●荒巻、本野、豊山、松本、北方――秋庭、武蔵

<本塁打>

【火】グスタボ2号、水本14号

<スタメン>

【火】7松本 6中村 9水本 3モタ Dグスタボ 5高橋 8小林 4高山 2西

【北】5宇土 8神谷 4大河 Dラモン 3ルーカス 9吉岡 7鈴木 2秋庭 6妹尾

<戦評>

 両チーム合わせて33安打で、激しく点を取り合った。二回表に火の国が西の2点二塁打、中村の2点適時打で4点奪えば、その裏に北九州は神谷の適時打とラモンの3点二塁打で同じく4得点を挙げた。

 五回裏に北九州が1点勝ち越したが、七回表に火の国が再び猛攻。グスタボが2号2ランを放って逆転に成功すると高山の適時打などで9-6とリードを広げた。

 八回にも両チームが得点を奪い合ってこの回終了時点で11-9と火の国が2点リード。波乱含みで迎えた九回、とどめを刺したのは火の国の和製大砲・水本だった。中越えへ14号3ランを持っていき、これで勝負あった。水本は今季63打点として、モタを2差でかわして打点王に躍り出た。

 火の国の投手陣もどうにか踏ん張った。2番手で六回の1イニングを無失点に抑えた猿渡が2日連続の勝利投手となり5勝目をマーク。胴上げ投手はここまで14セーブを挙げている守護神の西島だった。

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球団マスコット「さら丸」も大喜び・・・のはず!「恋人募集中」らしい(筆者撮影)
球団マスコット「さら丸」も大喜び・・・のはず!「恋人募集中」らしい(筆者撮影)

 火の国サラマンダーズはすでにホームゲームの全日程を終えており、9月18日(日)に優勝報告会を開催する予定とのこと。

・時間:13時開始 (約1時間程度予定)

・場所:KKRホテル1階屋外(雨天時は室内)

・参加費:1000円(軽食付)

 ファンの方も当日受付で参加できる。挨拶やたる割、乾杯など行う予定。詳細は球団SNSならびに公式サイトにて。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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