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電撃現役復帰の寺原隼人が7日先発へ!「ぜひ球場に足を」【独立・福岡北九州フェニックス】

田尻耕太郎スポーツライター
剛腕で鳴らした寺原投手兼任コーチ。どんな投球を見せるか注目だ(筆者撮影)

 電撃現役復帰した独立リーグ「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」の福岡北九州フェニックスに所属する寺原隼人投手兼任コーチが7日に行われる同リーグ公式戦の火の国サラマンダーズ戦(北九州市民球場・18:00開始)に先発する。リーグならびに北九州球団が予告先発として発表した。

ソフトバンクなどで活躍し19年に引退していた

 寺原は現在38歳。宮崎出身で日南学園高校から2001年ドラフト1位で福岡ダイエーホークス(現福岡ソフトバンクホークス)に入団。その後横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)にトレード移籍。そして2010年オフにオリックスに再びトレードで移籍。2012年オフにはFA権を行使してソフトバンクへ復帰。2019年は東京ヤクルトスワローズでプレーし、同年限りで引退した。

 NPB時代の通算成績は303試合登板、73勝81敗23セーブ、防御率3.88だった。

 2020年から2年間は琉球ブルーオーシャンズでコーチを務め、今年から創設されたばかりの北九州で投手コーチを務めていた。そして今日6日、選手契約を締結し3年ぶりに現役復帰することが電撃発表されていた。

 寺原は球団を通じて「今回、3年ぶりに現役復帰することになりました。現役時代に登板した経験もある北九州市民球場での先発を任され、緊張もしますが、久しぶりの登板を楽しみたいと思います。ぜひ球場に足を運んでくださると嬉しいです!」とコメントした。

史上初!?15球団勝利も

 また、球団は寺原がNPB時代に大阪近鉄バファローズを含む13球団から勝利を挙げる快挙を達成したことに触れ、「これまでに、寺原隼人選手兼任コーチを含む3名しか達成していない記録となっており、今シーズン、(いずれもヤマエ久野 九州アジアリーグの)火の国サラマンダーズ・大分B-リングスから勝利を挙げると史上初の『プロ野球15球団からの勝利』となります」とニュースリリースに記載し、寺原投手兼任コーチの現役復帰に盛り上がっている。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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