5月25日、ウエスタン・リーグ公式戦で福岡ソフトバンクホークスはタマホームスタジアム筑後でオリックスバファローズと対戦した。

【5月25日 ウエスタン・リーグ タマスタ筑後 987人】

オリックス  `021002000 5

ソフトバンク `60000002× 8

<バッテリー>

【B】●増井(1勝1敗)、竹安、中川颯――福永

【H】大竹耕、泉、田浦、◯中村亮(1勝1敗)、甲斐野、S尾形(3セーブ)――海野

<本塁打>

【B】太田1号

<スタメン>

【B】8渡部 7来田 6紅林 3T-岡田 4太田 5大下 D平野大 9池田 2福永

【H】D明石 2海野 4緒方 3リチャード 5ガルビス 7増田 8正木 9笹川 6川原田

<戦評>

 ソフトバンクが初回から猛攻を仕掛けた。1アウト二塁から3番に入った緒方が右線二塁打を放って先制。さらにガルビスの安打などで1アウト満塁を攻め立てると増田、正木が連続タイムリーを放ち、続く笹川も右越え適時二塁打、川原田の内野ゴロの間にも1点入り、初回だけで計6点を奪った。

初回に右越え適時二塁打を放った笹川。目一杯のフルスイングが魅力
初回に右越え適時二塁打を放った笹川。目一杯のフルスイングが魅力

 1点差に詰め寄られた八回には川原田の2点三塁打で突き放して勝利を決定づけた。

 先発の大竹耕は4回3失点。今月5日以来と久々の登板の中で、やや粘り切れない投球となった。僅差の終盤は中村亮、甲斐野、尾形が無失点リレーで逃げ切った。(了)

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甲斐野央、守護神級の投球が戻ってきた

 甲斐野央投手が1点リードだった八回表から5番手で登板。オリックスの中軸相手に2奪三振を含む三者凡退に仕留めてセットアッパーとしての役割を完ぺきに果たした。

「一軍でも実績のある選手が並ぶ打順でしっかり投げられたのはよかったです」

 3番・紅林弘太郎を144キロのフォークで空振り三振。4番のT-岡田にはオール直球勝負を挑んで1ボール2ストライクから157キロの直球で遊ゴロに仕留めた。3人目はこの日本塁打と三塁打を放っていて好調の太田椋。こちらには一転してすべて変化球で勝負して最後はフォークで空振り三振を奪った。

 相手打線を完全に制圧する、文句なしのピッチングだ。甲斐野はこの日で5月6日のオリックス戦(杉本商事BS)から7試合連続無失点とした。

フォームに改善の兆し

 キャンプから春先まで不調だった。昨季チャレンジした投球フォーム改造により、捕手方向への推進力を失ってしまっていた。そのため、ちょうど1か月前はウエスタンでも防御率6点台と苦しんでいた。

 現在は改善傾向にあり、防御率も3.44まで良化してきた。

「まだ良かったり悪かったり。抜けるボールが、僕にはいらないですよね」

 時折、体の開きが早くなる悪癖が出る。それを高村佑二軍投手コーチのアドバイスのもとで修正したり、キャッチボールの中でポイントを確認したりして改善に取り組んでいる。

 この日のように、しっかりフォームがハマったときの投球は、一軍でも守護神として通用するレベルの投球をする。今季初の一軍昇格へ、甲斐野は一歩ずつ前進している最中だ。(了)

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明石健志、昇格前夜に二軍戦で1安打

一軍復帰する19年目の明石
一軍復帰する19年目の明石

 明石健志内野手が26日、一軍昇格する見込みだ。藤本博史監督が25日に横浜スタジアムで報道陣に「呼ぼうかなと考えています」と明かしたことがスポーツ紙などで伝えられている。

 明石は5月1日に今季初めて一軍登録されたが、出場がないまま同5日に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて無念の離脱となっていた。

 再昇格は25日の筑後の試合前に伝えられていたが、17時プレーボールの試合に「1番指名打者」でスタメン出場した。第1打席に中前打を放ち3打数1安打で途中交代した。翌朝に横浜移動がある中での強行出場にも思えたが、今季19年目のベテランは「打席に立ったほうがいいと思って」と涼しい顔だった。

 ウエスタン・リーグでは29試合出場。打率.279、0本塁打、6打点、出塁率.389の成績をマークしている。(了)

※写真はすべて筆者撮影