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福岡北九州フェニックスが旦過市場大火事の被災者支援に動く。JR小倉駅や球場で募金活動を実施へ

田尻耕太郎スポーツライター
福岡北九州フェニックスの「スキッパー」こと西岡剛選手兼任監督(筆者撮影)

 プロ野球独立「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」の福岡北九州フェニックスは21日、本拠地の北九州市中心部の旦過市場にて19日に発生した大規模な火災の被災者支援のための募金活動を行うことを発表した。

 4月24日はJR小倉駅近辺にて11時から16時までの予定で選手による募金活動を実施。さらに4月、5月の一部ホームゲーム会場でも募金箱を設置する。

 旦過市場は「北九州市民の台所」として親しまれ、100年以上の歴史があるとされる北九州市のシンボル。鮮魚店や食肉店ならびに飲食店が密集しており、今回の火事で40以上の店舗が延焼したとされている。

 集まった義援金は「旦過市場商店街」の黒瀬善裕会長を通じて被災された方々へ届けられる予定だ。

球団創設者はホリエモン

3月19日、開幕戦は中止となったが大雨の中で堀江氏のセレモニアルピッチは実施された(筆者撮影)
3月19日、開幕戦は中止となったが大雨の中で堀江氏のセレモニアルピッチは実施された(筆者撮影)

 福岡北九州フェニックスは、ホリエモンの愛称でお馴染みの実業家・堀江貴文氏が創設者となって昨年設立が発表され、今年から九州アジアリーグに参入している。

 3月20日の北九州市民球場での開幕試合には1248人の観衆を集め、翌21日にはチーム公式戦2試合目にして早くも白星を飾った。

 九州アジアリーグ公式戦はここまで8試合を戦い3勝5敗で2位タイ。監督は、元ロッテ・阪神で活躍し、メジャーリーガーでもあった西岡剛氏が選手兼任で務めている。その他、かつてソフトバンクなどでプレーした寺原隼人氏らがコーチを務める。

 新設球団ながら、選手は個人成績でも健闘中。かつて日本球界屈指の長距離砲として名をはせたアレックス・カブレラ氏の息子であるラモン・カブレラが現在打率.480で首位打者。さらに身体能力の高さに定評のある内野手の妹尾克哉が最多安打争いでリーグトップタイに名を刻んでいる。

募金受付が行われる福岡北九州フェニックスのホームゲーム

4月29日(金) 北九州×火の国(オーヴィジョンスタジアム下関)13:00

4月30日(土) 北九州×火の国(オーヴィジョンスタジアム下関)13:00

5月1日(日) 北九州×火の国(オーヴィジョンスタジアム下関)13:00

5月3日(火) 北九州×大分(オーヴィジョンスタジアム下関)13:00

5月4日(水) 北九州×大分(オーヴィジョンスタジアム下関)13:00

5月6日(金) 北九州×火の国(大牟田市延命球場)13:00

5月7日(土) 北九州×火の国(大牟田市延命球場)13:00

5月8日(日) 北九州×火の国(光陵グリーンスタジアム)13:00

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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