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プロ野球独立・大分B-リングスが感染者増加で、15日からのホーム3連戦を中止・延期に

田尻耕太郎スポーツライター
大分市の別大興産スタジアム。2014年3月のソフトバンク戦オープン戦で、筆者撮影

 プロ野球独立リーグ「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」は13日、同リーグの大分B-リングスにおいて新型コロナウイルス陽性判定者が多数発生していることを受け、今月15日~17日に予定されていた公式戦を中止・延期とすることを発表した。

 中止・延期試合は以下のとおり

・4月15日(金)大分B-リングス対火の国サラマンダーズ(別大興産スタジアム)18時開始

・4月16日(土)大分B-リングス対火の国サラマンダーズ(佐伯中央病院スタジアム)13時開始

・4月17日(日)大分B-リングス対火の国サラマンダーズ(佐伯中央病院スタジアム)13時開始

 大分B-リングスでは、11日に選手2名が陽性判定を受け、12日にも選手1名が陽性判定を受けていた。

 これを受けて、球団は選手、スタッフ、球団関係者全員のPCR検査を実施したうえで、予防措置を含んだ「安全確保の観点」から当面の間活動自粛とする。中止試合の振替日程ならびに今後の試合日程については決まり次第あらためて発表となる。

 また、大分B-リングスは同日朝に球団SNSを更新し、「応援くださる皆様には、ご心配ご迷惑おかけしまして大変申し訳ありません。引き続き新型コロナウイルス感染症対策を実施し、選手、スタッフ、関係者の全員に再度感染防止対策の徹底を図って参ります」と綴った。

今季はチーム力UP。ソフトバンク三軍にも初勝利

 大分B-リングスは今季ここまで8試合を戦って3勝5敗。それでも3月30日には敵地・タマスタ筑後での福岡ソフトバンクホークス三軍戦に5対4で勝利。昨年は全敗を喫した難敵を相手に、打線が10安打を放って接戦を制していた。

 さらに直近公式戦だった4月2日~4日のホーム開幕シリーズとなった福岡北九州フェニックスとの3連戦も2勝1敗と勝ち越し。ここまで投手陣では岡部峻太がリーグ2位の防御率2.13と安定し、打撃陣では今津辰吾が同2位の打率.464、安打数リーグ1位の15安打と好成績でアピールしている。

 同リーグ内でも「昨年より着実に力をつけている」と話題になっている。

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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