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バレンティン、デスパイネ出場の二軍戦で若鷹躍動!増田珠が代打同点アーチ、川瀬決勝打

田尻耕太郎スポーツライター
「熱男」ならぬ「増男~!」を決める増田珠内野手(筆者撮影)

 5月14日、ウエスタン・リーグ公式戦で、福岡ソフトバンクホークスと中日ドラゴンズがタマホームスタジアム筑後で対戦した。

キューバ右腕のロドリゲスが1勝目

【5月14日 ウエスタン・リーグ公式戦 タマスタ筑後 883人】

中日     320000000 5 

ソフトバンク 00102004× 7

<バッテリー>

【D】松葉、佐藤、●ロサリオ(0勝2敗)、三ツ間――大野奨、加藤匠

【H】高橋礼、尾形、渡邉、◯ロドリゲス(1勝0敗)、S椎野(1セーブ)――高谷、渡邉陸

<本塁打>

【H】増田3号

<スタメン>

【D】7渡辺 4溝脇 D遠藤 5石川昂 8岡林 9三好 3石垣 2大野奨 6土田

【H】4三森 6川瀬 7バレンティン 5リチャード Dデスパイネ 9柳町 3黒瀬 8釜元 2高谷

2安打2打点のバレンティン外野手(筆者撮影)
2安打2打点のバレンティン外野手(筆者撮影)

<戦評>

 ソフトバンクが0-5を逆転して勝利した。

 三回にバレンティンの三塁線を破る適時二塁打で1点を返すと、五回もバレンティンの適時打などで2点差まで迫った。

 そして八回だ。無死一塁からデスパイネの代打で出場した増田珠が左越え3号2ランを放って同点とした。なお2死満塁と攻め立てて川瀬がライトへ2点タイムリー安打を運んで勝ち越した。川瀬は一塁へ走りながらガッツポーズを見せていた。

 また、バレンティンは2打数2安打2打点。デスパイネは右中間二塁打を放ち激走を見せるなどして3打数1安打だった。

先発した高橋礼投手(筆者撮影)
先発した高橋礼投手(筆者撮影)

 先発した高橋礼は序盤2回までは不安定な投球。ただ、三、四回は無失点に抑えた。4番手で投げたロドリゲスが八回を1回無失点に抑えて、4試合目の登板で初勝利を挙げた。(了)

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増田珠(八回に同点2ラン)

「良い感じで振れました。手応えは分からなかったけど。代打ホームランは初めて。1打席の中で、ひと振りで打てたのは良かった。今までは打席で配球とかあれこれ考えることも多かったけど、今は白いボールを打つというくらいシンプルに考えている。集中力の高め方もメリハリをつけるようになって、変わってきました。長打でもアピールしていきたい。キャンプの1000スイングの成果も出てきていると思います」

ロドリゲス(来日して公式戦初勝利)

「初めての勝利は率直に嬉しい。日本の野球や環境にも適応できていると感じている。使っているグラブは田中正義投手からプレゼントしてもらった。チームメイトとも上手くやっているし、これからもチームの勝利に貢献できるように頑張りたいし、八回や九回を任せられるような投手になりたい」

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。現在は「Number web」「文春野球」「NewsPicks」にて連載。ホークス球団公式サイトへの寄稿や、デイリースポーツ新聞社特約記者も務める。また、毎年1月には千賀(ソフトバンク)ら数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。2020年は上野投手、菅野投手(巨人)、千賀投手が顔を揃えた。

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